参院選、各党の選挙公約を並べてみますと・・・無風選挙かな。
ゴールデンウィークが終りました。政局は一気に参院選に向かいます。
過去の参院選に比べこれほどまでに緊張感のない選挙はないですね。
原因は与野党に争点と申しますか、政治課題がないからです。
私的にはウクライナ戦争が尾を引く経済の混乱、取り分け異常な物価高に
どう対処するかが最も大きなテーマだと思うのですが・・・
政府が提案する6.2兆円の物価高騰対策に野党が対案を出せません。
本来ならば、国民生活に直結する物価高です。
野党の出番なのに打つ手がないように見えます。
国民民主党がトリガー条項の撤廃でガソリン高騰を何とかしたいが精一杯です。
自民党が岸田首相の肝いりで、新しい資本主義で「分配」の強化を打ち出し、
経済界に賃上げを要求すれば、益々野党の出番は無くなります。
どんな公約で参院選を戦うのか・・・せいぜい消費税の5%削減ぐらいしかないのでは。
でも、将来の財源を考えれば消費税では選挙の争点には成り難いですね。
そこで飛び出したのが「安保バブル」です。
ロシアによるウクライナ侵略・中国の台頭による安全保障上の問題が
ここに来て急速に高まっています。あらゆる政策を安保の概念で括って、
各党が参院選の政策にする・・・安保バブルが公約になりそうです。
自民党は「経済安全保障」の強化。昨年の衆院選公約で掲げました。
生活物資や食料などを自国で賄う「自給化」体制づくりの必要性を訴えます。
他にも「エネルギー安保」・・・原発再稼働までは怖くて出さないようですが。
そして、安保そのものである防衛費です。GDP比2%以上へは柱に据えるでしょう。
公明党は「人間の安全保障」という党是でもある平和路線を踏襲して
公約の中心に据えるのでは。安保は日米同盟基軸、専守防衛を訴えることに。
立憲民主・・そもそものキャッチフレーズが「生活安全保障」です。
国民の生活と国民的課題である安全保障を一つに捉える姿勢です。
国民生活こそが安保の起点だとして物価高対策を訴えるのが方針だそうですが・・・
言葉では分かりますが、どう整合させるのか・・・難しいですねぇ。
日本維新の会は「現実的な外交・安全保障」と訴えるようですが、
現実的とは何か。自民党よりもより現実的とはどんなことか。
自民党に不満な有権者の受け皿となっている維新です。勝負どころかも。
国民民主党、京都と静岡の参院選協力が白紙に戻りました。
国民生活と日本の経済を守る・・といいますが、経済安保なら自民。
生活なら立憲。思想的には維新。野党の接着剤になるのか・・それとも消えるのか。
その正念場ですが、維新との協定も結べないようではねぇ。
共産党は日米安保破棄が党是です。では露中との安全保障を選択するのでしょうか。
それはそれで、考え方ですが。日本が民主主義の国で無くなるってことです。
と・・各党の参院選、安保バブル公約を並べてみますと・・・
やはり、この参院選は無風ってことになりますね。Goto
コメント
コメントありがとうございます。
新聞がお嫌いですか?
読売と毎日では随分、主張が違います。
産経と朝日も違います。
時々ですが赤旗も公明新聞も読みます。
それ以外にどんな新聞を読んだら、本当の情報が得られるのでしょうか。ご指導願います。
テレビと大手新聞だけでは本当の情報は得られない。
ネットの情報は本当の情報ですか?新聞もテレビも社内検閲のグリップは効いていると思っています。
テンプレし過ぎている。
野党を応援している積もりですが・・・
批判と取られるのは不徳の致すところです。
しかし、この国の政党で賃上げを要求しているのは
「新しい資本主義」で分配を訴える岸田政権ではないでしょうか。
自民党が嫌いな人は嫌いなんですね。
その硬直も変化を嫌っているのかも知れませんね。
日本が壊れ掛かっている。
私もそう思っています。
Goto拝
中小企業を応援する雑誌を出されている会社の方が自民党がインボイスを導入する事には何も思われないのでしょうか。
新聞も大手ばかり読んでおられるのか情報が偏っているように思います。
今テレビと大手新聞だけでは本当の情報が得られなくなっている事には気づいておられますか?
こちらで書かれている野党批判もテンプレすぎてあまりにも新聞情報に洗脳されているかのようです。
戦時中の時のような政権ヨイショ記事になっている事は分かりませんか?
良いお考えの発言もあるのですが政治についてはかなり偏った情報で語られていると思います。
無意識とは怖いものです。
日本人は変化を嫌うと言いますが、情報のアップデートも是非お願いします。
日本の未来を考えてください。今日本は相当壊れて来ています。それはお感じになりませんか?