レカネマブ

若年性アルツハイマー症の治療のために、ボケ老人の福音になって欲しい。
愚痴るつもりは全くありませんが・・
人生の峠を越してから年を重ねるってことは、よほど本気で老化と抗わねば・・
そのスピードは驚くほどにアップして参ります。そう思いませんか御同輩。
老化現象は・・・目・歯・耳からなどと申しますが・・
そんなモノはどうってことありません。目はメガネ。歯はインプラント。
耳は補聴器で何とかなります。問題は頭です。脳みそが陳腐化することです。
陳腐化とは私なりの抗弁ですが、忘れるだけなら良いのですが、ボケるってことです。
まず、人の名前がなかなか出てこない。やあやあ・・久しぶりです。なんて言っているのですが
誰だったけ。うう〜と・・エェ〜と、ここまで思い出せそうなのに・・なんて唸っているのです
そして、同じ話の繰り返しです。この話って、昨日もこの人に伝えたのに・・
今日も同じことを言っている。そのことすら、覚えていない。聞いてる方が
我慢してくれているから、何とかなっているのに・・それすら気付かない。認知症の典型です。
記憶力が落ちるのは老化の始まりですが、記憶力だけではない。
インプットしたことを忘れてしまうのですから、思考力が極端に落ちる。
自分では、考えているつもりでも、同じ回路がぐるぐると巡っているだけ。
ですから、いい案も知恵も出てこないし、判断力も鈍ってしまう。
この脳味噌の劣化現象って何とかならないのか。
もちろん、抗うためには訓練しかない。ですから・・・少なくとも・・
肉体の衰えに抗うためにウォーキングやストレッチを毎日欠かさないのと同様に・・・
日に数時間は新聞や本に接する必要があります。そんな細やかな日々の日課が
老化に抗うってことでしょうか。
でも認知症となるとそれは、アルツハイマー病です。
認知症の原因・・現代の医学で解っていることは「アミロイドベータ」っていう奴が
脳内に蓄積して神経細胞を壊すからだそうです。
勿体ぶっていないで申しますと。アルツハイマー病に罹ると治療することは不可能でした。
しかし原因に直接働きかけ進行を遅らせる・・・高齢者にとって、夢のような薬が
できました。それも日本の製薬会社の開発です。嬉しいじゃないですか。
薬の名前が「レカネマブ」製薬会社はエーザイと米バイオジェンとの共同開発。
米国では昨年の12月FDAで迅速審査中。日本では本年度中に承認申請をして
23年中の承認をめざすとのことです。
厚労省には、権威ぶっていないで、粛々と迅速に審査を進めてもらいたい。
そして若年性のアルツハイマーに苦しむ人に吉報をもたらしたい。
同時に、超高齢化社会の日本です。私も含めボケ老人の福音になればと心待ちです。Goto

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