今日を知り 過去を学んで 明日を読む

第76回・秋の新聞大会in軽井沢・・物見遊山で大丈夫・・・

少し、タイミングがズレましたが・・・15日から秋の新聞週間です。
毎回・新聞週間には新聞協会が企画する著名人の新聞に対するコメント・
思い入れが寄せられます。なかなか蘊蓄があり、新聞の良さ・価値が凝縮され、
読み応えがあります。

私的には・・新聞を購読していない人たちに目を通してもらいたいものです。
今回の3名はアウトドア用品メーカーの辰野勇さん・作家の宮田愛萌さん
サッカーの宮本恒靖さんです。

辰野さんは、自らのチャレンジ精神を語る。やる時は命をかけて他人のしないことをする、そんな人間は全人口の0.3%だという。冒険をしてきた者として新聞に言いたい。冬山で若者が遭難したら「無謀」と書く。堀江さんがヨットで太平洋の単独横断に挑む時の日本の報道も批判的だった。なのに米国で喝采されると「快挙」と手のひらを返した。主体性を持って欲しい。

平生は若者に「失敗を恐れずにトライしろ」と書くのに、ギリギリまで頑張っても失敗したら袋叩き。それでは挑戦の芽を摘む。イノベーションも生まれない。
挑戦を応援する社会に変えていこう・・・新聞週間に新聞の保守性を批判する・・その精神ぞ、よし。

作家の宮田愛萌さんは、若い世代はあまり新聞を読まない。
気軽な会話のきっかけに新聞の記事が生かされると良い。
ニュースなどの内容を深めて解説してくれれば若者も新聞を読むのではないか。

ニュースを知らないということは平和だということ。
でも新聞を読まないと自分の周りの環境だけで生きていくことになる。
本当はニュースは自分が生きていく社会に関わっているのに・・と語るが・・

彼女が新聞を人生の友としているかどうかは定かではない。
ひょっとしたら、このインタビューが決まってから・・購読を始めたかな。
それくらい、新聞は若い人たちから遠くなったことを新聞関係者が自覚すべき。

日本サッカー協会理事に就任した宮本さんは・・・
この立場になって新聞を読んでいないと、政治家や企業人たちと会話ができない。新聞はネットと違い、社会の流れについて俯瞰的な情報を得ることができるという。そうです。私はいつも申しています。この社会で中核的な役割を担いたいと思えば・・新聞を購読するのがその入り口ですと。

ネットで済ますことができるのに・・わざわざ・・新聞なんか?
そう思った時点で、残念ですが、社会を動かす側には回れませんね。
それが・・言いたいのが「新聞週間」だと思うのですが・・

主催の日本新聞協会は「報道の使命と責任に対する自覚を新たにし、
報道の役割について広く理解を求める機会」それが新聞週間のテーマだと・・
いかにも綺麗事をいう。それでは新聞の再興は難しいと思う。

新聞週間は・・・20日の「新聞広告の日」・・私はこの出身です。
15日が「新聞配達の日」・・・毎朝バイクの音に感謝しています。
18日には76回新聞大会が長野県軽井沢で開催されます。
余計なお世話ですが・・70回以上も続く新聞大会ですが・・
新聞の危機が叫ばれて久しい・・マンネリ化のような気がします。
物見遊山の大会で良いのかと思います。

今回の代表標語は「今を知り、過去を学んで、明日を読む」です。
1万1249編の応募から選ばれたそうです。Goto

コメント