中津川に・・・母親の味がする「ちこり村」があります。
我が社の発行するハッピーメディア「地域みっちゃく生活情報」(情報誌)は、決めたエリアの全戸に直接お届けするを旨としています。そうです。ご家庭のポストに一軒一軒手配りします。とても古いアナログな伝達方法です。
ネットの時代だ。情報は空間を飛んで、手元のスマホやPCで知ることができる。それを何でわざわざ、そんな面倒なことをするのだ?と仰る向きもあります。
私に言わせれば、見ているのか見ていないのかも分からぬネット上の広告よりも「どこのどなたに見ていただいたか」が明確になっている情報の方が、確実で価値があると思っています。
物事には全て、一長一短があります。広告を伝える媒体。どの媒体が良くて悪いのかは価値観と効果の問題です。広告は「人が動いて」こそ、その価値があります。動くとは、商品を購入してもらう即物的なことから、考え方を変えたとか、心が動いたという観念的なことまで含めて「動く」と申しています。
人が動くには必ず、動機があります。犯罪などで衝動的に「事件を起こした」などという場合がありますが。それは人間は複雑な生き物です。通常に考えて動機が分からないだけであり深く考察すれば、動機のない犯行などありません。
話が逸れました。我が社が発行する「情報誌」・・・現在の総発行部数は1100万部です。誰が一軒一軒、足を運んでポストまで届けてくれるのか。私は情報誌を届けてくれる仲間を同志と呼んでいます。何通りかの方法でお届けしています。一つはシルバー人材センターに所属している方に依頼しています。
シルバー人材センター(センター)とは、「高年齢者が働くことを通じて生きがいを得ると共に、 地域社会の活性化に貢献する組織です。高齢者等の雇用の安定等に関する法律」に基づいて事業を行います。原則として市(区)町村単位に置かれており、基本的に都道府県知事の指定を受けた社団法人で、 それぞれが独立した運営をしています。
配布をお願いしているセンターの方からこんな話を聞いて感動しています。「私の配布エリアは私が暮らす周辺の約300軒ほど。月末に配布する。「情報誌持ってきたでと、声を掛けながら手渡す」「不在の時はポストに入れます」「大概はご苦労さん。待っとたわ」と笑顔の返事がある。
「まぁ・・・それから世間話や近況を聞くことなども。情報誌を毎月届けるのは、地域の見回り隊みたいなものかなと思っている」と。嬉しいですねぇ。情報誌発行の目的は「地域を元気にすること」です。情報誌を捲ってもらって元気になる。手配りで配布することで読者の元気を知る。だから私は配布してくれる仲間を同志と呼んでいます。
そうです。我が社の事業は「シニアが大きな戦力」になっています。
超高齢社会です。高齢者の皆さんとどう仕事をしていくのか。我が社の重要な課題の一つです。
私の古い友人、岐阜県の中津川市で、もやしの製造販売を手掛けています。中津川のインターチェンジの近くでサラダコスモ観光施設「ちこり村」も運営しています。この施設の特徴は高齢者の採用を積極的に行なっていることです。78歳の料理長が来場者に腕を振るって、地域の素材で地域の味を提供するなど、従業員820名のうち60歳以上が193人、70歳代が511人・80歳代が4人。最高齢は85歳です。素晴らしいですね。
友人曰く「元気な高齢者がたくさんいるのにもったいない」「そんな思いでシニア採用を決めた」「決して義理で高齢者を採用しているわけではない。戦力になり、業績アップにもつながる。今後も従業員それぞれの生活パターンに合わせながら採用を続けていきたい」と。素晴らしい。
少子高齢化・人口減少が叫ばれていますが。高齢者雇用を積極的に行う。高齢者の持っている経験と能力を活かす。そんな発想がこの国には必要だと、友人に学びます。あなたもどうぞ・・・中津川でお母さんの味が楽しめる「ちこり村」に足を運んでみてはどうでしょうか。Goto
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