岸田さん、首相として・・せめて沖縄・日米地位協定に一矢を放て・・・
沖縄の話です。「沖縄・米兵による女性への性犯罪」
1945年以降の事件を、新聞や活字資料から丹念に拾って年表にした本です。
被害にあっても沈黙せざるを得なかった女性たちを記録に残す。
それが被害者の尊厳回復につながると、書き残されました。
来月・自民党の総裁選挙が実施されます。
朝日新聞の「多事奏論」、編集委員氏の「さらばヒラメ首相・主権者は大海原へこぎ出せ」・岸田首相批判にいたく納得しました。
昨年11月、氏は「首相の任を全うすることに能(あた)わざるなり」「自ら身を引けぬなら、解散・総選挙で国民の信を問え」とこの欄に書いた。
前段には「人物評の定番、器が大きいか/小さい・・があるが、岸田首相はどっちだ・・大小の問題ではない・器がザル」と辛辣。
岸田氏はこの3年間何をやったのか。
誰のために何のために政治家になったのかわからない。
首相になることが目的化し、首相になって何をやりたいのかが全く見えない。
最近の朝日新聞って、どうも苦手だと思っているのが。この氏の論に、全く同感だ。歴代・自民党首相の中で、これほど醜悪な首相はいない。
私が憤ったのは「延命」のために、あがきにあがいて「憲法改正」まで利用したこと。旧統一協会との関係にも結論を出せず。政治資金をめぐる法令遵守も徹底せず。広島の出身だと称して述べた原爆の日の挨拶は3年間文言は同じ。こんな心ない首相が今まであっただろうか。自分の頭で考えない。
「自らのため」だけの3年間・こんな最悪の首相がかつてあっただろうか。
氏は前首相の菅さん「内閣総理大臣として、最後の日まで全身全霊を傾けて職務に全力で取り組んでまいります。国民の皆さんの理解とご協力をお願い申し上げます」と不出馬会見で締めくくっているのに。
あの安倍晋三氏の記者会見でさえ「国民の皆様、8年近くにわたりまして、本当にありがとうございました」だったのに。岸田氏は「最後の一日まで政策実行に一意専心、当たってまいります。私からは以上です」です。国民に向けた直接的な語りかけが皆無とは。3年間首相をやっておいて、自己弁護と自己宣伝以外に何もいうべきことはなかったのか。
あるのは・・・ないことにした派閥を復活させ、その数の力で次期総裁へのキングメーカー足らんことの我欲でしかない。こんな人物を首相にした3年間、この国にとっては取り返しの付かぬ歳月となってしまった。残念である。
今更ながらなのだが。
首相在任中に発覚した。米兵による性犯罪事件・裁判で被告の犯罪が確定したのだ。不平等な地位協定を放置しない。日本人の尊厳を守るために一矢を報いて欲しい。それが、岸田氏を国会に送り出している広島市民のせめてもの思いであることを忘れるな。Goto
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