SBG/78兆円の投資

AIが世界を変える。その中心はやはり米国と日本だ・・・

驚きです。日本人の誰もがド肝を抜かれましたね。
トランプ大統領就任の翌日です。日本のソフトバンクグループ(SBG)孫正義会長が・・・米オープンAIとオラクルの創業者を従え、ホワイトハウスで大統領と記者会見するのですから・・・なんか誇らしい感じがしましたが。

その内容が凄まじい。
78兆円を米国・AI開発に注ぎ込むっていうんですから。
トランプ大統領としては「AIは半導体を組み込んだデータセンターのサーバーを使って開発・運用される。AIの進化は経済・社会・軍事面で幅広い分野に影響、安全保障に直結する。重要情報を自国内で管理する「データ主権」と自国内のAI開発力は国家的課題」であるとする。

日本のメディアはトランプ大統領が過去の米国と比べて如何に異常であるかばかりを報じるが、全く見当はずれであることがわかる。

いま、米国はAI開発に投資しなければ、中国が目標とする「30年までにAI強国となり世界をリードする」に完全に遅れをとってしまう。そうです。中国に世界が牛耳られてしまう。その危機感がトランプ大統領にあり、そこに孫正義会長が楔を打ち込んで、この超大型のAI投資が実現したのです。凄いと思いませんか。

昨年12月、次期大統領に決まったトランプ氏に孫会長が単独面談。
そこで、訴えたのでしょう。AI時代を。そして理解を得た。

この話。トランプ氏が理解したのは「テクノロジーとAI・全てメイド・イン・USAが可能」である。伝統的な工場が国外に流出するなか、「取り戻す」とする製造業の中心にあるのは「AIやデータセンターといった新産業」であることを学んだからである。

孫会長は挨拶で・・・「私は前回の面談で1000億ドル(15.5兆円)の投資を表明した」「あなたは2000億ドルにしろ。そうすればAI開発の主導権を君に握らせようといった」「私は5千億ドルにして戻ってきた」あのトランプ大統領がタジタジです。・・・やっぱり凄くないですか。誇らしいと思いませんか。桁もスケールも日本人のいや日本の経営者や政治家では及びもつかない、話じゃないですか。

そして、ホワイトハウスで就任の翌日に「米国の黄金時代の始まりだ。あなたの当選がなければ、この投資もしなかった」と堂々と語り、大統領が「この壮大な取り組みは新大統領のもとでの米国の可能性に対する揺るぎない信頼だ」と返す。孫さんしか米国大統領と対等に渡り合える人材は日本にはいない。

政治家も官僚も、日本の経済界もです。これって、どれだけ凄いことか。
私は、日本のメディアはそこをちゃんと報じるべきです。
トランプ大統領、恐るべしの批判ばかりしていないでちゃんと先を見て欲しいものだと、私は思う。Goto

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