役得。松山その1

久しぶりに路面電車に乗りました。
朝7時40分、名古屋小牧空港発。四国愛媛、松山行に搭乗。僅か一時間で着陸。
会議の時間は、午後1時半から。早過ぎる。さてーどうするか?とりあえず、JR松山駅の観光案内でも行ってみるか?
「午前中松山を観光したいのですが」「松山城と・・・・」「そうだ、道後温泉がいい」「どう行けば良いですか」「目前の駅から、道後温泉行き、路面電車で終点まで。150円です」
路面電車か?懐かしいなー。何年ぶりに乗るのか?廃止になった故郷岐阜市の路面電車での淡い思いが過った。始発の松山駅から、右に左にカーブ。松山城を望み、東警察署前、車窓から「うーん。あの看板。ほろ苦い思いと、得も謂れぬ味が・・・頭を駆け巡った。
約20分程、のんびり、ゆったりの路面電車の旅、終点、道後温泉駅。温泉は一階は400円、二階は800円、三階個室は1500円と料金が別れている。お茶、煎餅付の800円に奮発するか。
道後温泉は市営、伊予みかんに合せた、オレンジのTシャツを着た女性職員が二階に案内。「ここで、浴衣に着替えて、その階段から下に降りてもらえば、湯殿です」幸いに午前中、時間が良かったのか?観光客が朝湯を浸かった後なのか?館内はガラガラ。しっかり掛け湯して。神霊の湯に「ざぶーん」いやいや、チョット熱め(41度だそうです)だが、極楽、極楽。
たっぷり湯を楽しんで、二階の桟敷に戻れば。清々と流れる秋風に、かの漱石も、朝湯を愛し。いや、かの坊ちゃんも学校サボって温泉三昧と思うと、にんまり。   役得、役得。許されよ。  
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