ハリーウィンストン

ブランド嗜好にはねー?
仕事柄、日々配達される新聞折込のチラシをチェックする。毎度、毎度の衣料品価格には驚かされる。赤のれん。しまむら。ユニクロ。デザイン的にも優れた商品が廉価で並んでいる。靴下三足58円。下着188円。シャツ388円。スラックス988円。ダウンジャケット1888円。
「おっさん。今頃、何を寝ぼけたこと云ってるの」と流通関係者から叱られそうだ。原料はインフレ。上代価格はデフレ。日常品や生活必需品、物づくりは、ますます、厳しさを増している。日本の経済がかなり早いスピードで収縮しているのを実感する。
物づくりの鉄則は、良い物を安くだ。しかし、常識を越えた廉価は、技術革新や商品開発の意欲を失う。
金融政策で、デフレからの脱却が出来ないだろうか?景気回復に、消費税率引上議論の前に、食料品、衣料品等の生活必需品に限り、消費税の廃止が出来ないものか?と、永田町を睨む。自分の行動も定かでない財務相では、難しそうだ。
ハリーウィンストンの名古屋店がオープンした。商品価格、数千、数百万円する宝石と時計の並ぶ世界ブランドの店だそうだ。ブランド嗜好の破片もない私には、ハリーポッターとの区別が付かなかった。イギリスの魔法の店が出来たかと思った。
会長のインタビュー。「東京や大阪の店舗と同様、若い年齢層にブライダル向け商品を売り込みたい」「最高級で最高品質の商品であるため、買い求めるのは裕福で、幸運な女性だけだ。その点で、世界中の女性、というわけにはいかない」(毎日新聞)
ブランド嗜好か?否か?は価値観の問題。しかし、一生懸命頑張って働く若い女性や一枚のチラシで生活を切り詰め、必死に生きているお母さん達に、「高嶺の花」とコメントされても????。この様な嗜好品の店には、消費税を多少アップしても許されそうな気もするが?。ため息のでる「キング オブ ダイアモンド」のオープンだ。
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コメント

  1. 四日市支局高橋 より:

    お疲れ様です。
    私はブランド嗜好ですね〜。
    やっぱり名前に惹かれてしまいますね。
    でも多少は名前ではなく品物を見て買い物しなきゃとも思います。