JT、その2

ご存じないかも知れませんが。
昔、たばこは、専売、国営でした。
今は、日本たばこ産業株式会社。
この世で、不思議な商売をする民間会社です。
手元流動資金は、昨年、2兆2500億円で、英国のたばこ会社を買収しても。
1兆1850億円あります。日本有数の優良企業です。
ともかく、消費者に「身体に悪い」買うなと、広告。
それでも、買うなら。値上げするぞ。と。
そうだ。そうだ。と消費者から、値上げ賛成運動が起こるんです。
原価は上がるが、価格は上げられない。一般の企業は苦労しているのに、
不思議でしょう。
07年の国内たばこの売上7293億円。
営業利益は33%。2453億円。
海外たばこ事業でも売上5503億円。営業利益810億円
儲かりすぎですから、やっぱり、値下を。などと言おうものなら。
消費者から袋叩き、えらい騒ぎになります。
そこで、その潤沢な資金を元手に、たばこ株式会社が始めたのが、
世界をまたに掛けた、食品事業。
JTの社長「日清と共同で加ト吉を買収。我社は、食品業界再編のコアになる。
日本に限らず、国際的に資本・業務提携を進める」と。鼻息が荒い。いや、荒かった。
中国産冷凍食品はJT食品事業の花形。
たばこの値下げに怒る消費者。
農薬混入餃子には、たばこ屋さんが、食品なんかと、また、怒るかも?
「JT」何をやっても、消費者に叱られるなら。
いっそ、昔の専売公社に戻ったらどう。
政府。税収も不足だし、消費者の怒りには慣れっこだし。
                    Goto

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