色紙

飲水不忘掘井人
昨日、期待と不安を胸に、
我社の将来を担う13名の若き獅子たちが入社しました。
入社おめでとう。心より歓迎いたします。
我社は、経営原則が三つあります。
その一つに「水を飲む時に井戸を掘った人を忘れるな」という人間訓があります。
「今日は、社会人としてのスタートの日。まさに、水を飲む時です。
この良き日に、ここまで、諸君を育て、心より喜んでおられる、井戸を掘ってくれた、
ご両親、ご家族、そして関係された方に感謝しようではないか。
そして、君たちを迎える土壌を作った先輩諸氏に心から感謝しようではないか。」
と「飲水不忘掘井人」の心構えを呼びかけました。
社会人として、一番の悩みは、何か?
仕事は、覚えれば身に付きます。努力と経験で、力も付いてきます。
問題は、人間関係です。
人には自我がありますから、自分の面子を潰されれば気分を害します。
人に意見されれば、いい気持ちではいられません。
職場は、同じ釜の飯を食う仲間ですが、自分で選んだ友達ではありません。
上下関係も明確です。感情が表に出ますと、辛い日々になります。
仕事は、お客様本位です。無理難題だと思うこともあります。
自分の意に反する場合もあります。仕事の質よりも人間関係に疲れる場合もあります。
人間関係を大切にするには、自分の姿勢、考え方がしっかりとしていないと上手くいきません。
それを生き方と言うのかもしれませんが。
昨日の訓示で、こんな、人間関係解消法の言葉を贈りました。
我社の経営姿勢は「水を飲む時に井戸を掘った人を忘れるな」。つまりそれは「感謝」です。
感謝は、裏返せば、毅然とした自己責任の生き方です。
「人を恨(うら)むな、人を羨(うらや)むな」と。
我社の入社式の恒例は、彼らの決意を色紙にしたためて、懇親会で発表することです。
13枚の熱い「色紙」を受け取りました。至宝です。
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コメント

  1. まむ より:

    飲水不忘掘井人
    中国の諺かとおもいますが 読みかたを教えて下さい。