讃える

地方の意地を見せたいものです。
男子ホッケー北京五輪最終予選代表決定戦、日本代表対ドイツの試合。
各務原市のグリーンスタジアム(ホッケー専用競技場)で戦われた。
サッカーも音痴ですが、ホッケーは更に、ちんぷんかんぷん。
幸い我社に、日本女子のエースを目指した経験者がいて、解説してくれ、多少理解した。
結果は、世界ランキング一位のドイツに格下の日本が果敢にチャレンジ惜敗した。
3000人収容のスタジアムに立ち見がでるほど、全国から応援に駆けつけた。
聞くところ、高校ホッケー界の名門校、岐阜総合高校と岐阜各務野高校の
男女ホッケー部が応援をリード。両チームの選手を讃える声援が鳴り止まなかったとか。
感動のシーンに立ち会えなかったのは残念でしたが。
ホッケーのメッカ、各務原市にあるグリーンスタジアムが健闘を讃え合い、どよめいたのは嬉しい。
これは、堺屋太一氏の講演を聞いて、なるほどと、思ったことですが。
日本の中央集権は、政治や経済の集権化のみならず、
スポーツであれ、芸能であれ、この国のあらゆる文化を東京に集中させるのが国策。
地方にメッカを置くことを許さない仕組みになっていると。
ホッケーの専用スタジアムが岐阜の各務原市にあること自体、
中央集権国家としては稀れなこと。
森市長をはじめ、高校ホッケーを育んだ関係者の気骨に心から敬意を表したい。
その努力が、五輪最終予選会場の誘致ができたことを讃えたい。
ただ、危惧するのは、男子は五輪出場を逃したが、女子は参加する。
くだんの経験者君にいわせれば、女子の実力は、メダルに届くとか。
となると、大いにホッケーブームが巻き起こる。
となると、地方にメッカがあるのは、交通が、情報が、なにかと不便だ?など。
なんだかんだと、お得意の理屈をつけて、
メッカは、やはり東京になくてはと、中央に移すのではないか?と心配する。
折角、ここまで、育てたホッケーのメッカ、岐阜各務原。
地方人の意地をみせ「讃え合い」の精神で、メッカを守り通したいものですね。
                           Goto

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