東海大会で大活躍を。
世界を駆け巡った聖火が、中国本土に入りました。
関係者はホッと一息だと思います。
スポーツの世界に政治を持ち込むな。の声も虚しく、
聖火はその発祥地、オリンピアの採火式から各国で大混乱。
経由国は威信を賭け「聖火」を警護し、
中国の人権抑圧に抗議する人達は、その行く手を阻止しようとあらがう。
オリンピックが「平和の祭典」であった歴史は、数えるほどしかない。
むしろ、時の権力は、思想や政争の具に、国威発揚に、利用してきました。
取分け、民主化されていない国での開催は、勝敗にも、ルールにも、
スポーツとは思えない恣意的な意図が露骨に表れます。
この夏は、テレビの前で、
憂鬱で、暑苦しい日々になるとの覚悟が必要かもしれません。
日本選手等への不当な判定に、
反中感情が高まらねば良いがと心配です。
連休明けには、胡主席が来日。
せめて、「聖火」リレーを無事に通過させた、関係者には労いが欲しいものです。
清々しさを求める、格好のスポーツは
何といっても、高校野球です。
甲子園での熱戦は、何時観ても、感動です。
今期も新入部員を加えた、春季岐阜県高校野球大会が開催。
市立岐阜商と県立岐阜商が決勝を闘い、17年ぶりに市岐商が勝利。
東海大会、夏の甲子園予選への弾みを付けました。
地元紙は市岐商の試合ぶりを「学校を守る闘い」と位置づけ、
3月末、市教育委員会が打ち出した「将来的な市岐阜商廃止」の方針に、あらがう試合。と報じた。
監督は勝利インタビューで「選手たちは「学校を残したい」と頑張っている」と存続問題に触れ、
主将は「僕らは在校生と多くのOBの皆さんの思いを背負っている」と胸を張った。
市教委の廃止理由。新聞報道では、少子化の時代、生徒が減少するから必要ない。
市財政逼迫の折、市立の高校を廃止する。とのこと?
どうも、本気でそう考えているらしい????。
入試が終り、いざ入学という、その新入生に向かって、三月末、廃止の方針を発表する。
その無神経さ。私には理解できない。学校は生徒のためにある。
生徒の心境を慮る事ができない教育委員会が存在するのが不思議だ。
私は、廃止の良し悪しを論じるつもりはない。
しかし、教育ではない恣意的な意図で、関係者の声に耳も傾けず、
廃止の方針を決めたとするならば、とても、民主主義を重んじる行政とは思えない。
主将の「在校生の思いを・・・・・背負って・・・」と、あらがう、
その選手たちのスポーツマンシップに、どう応えたらよいのだろう。
彼らの東海大会での活躍を祈るしか、すべを待たない市井の一人として、
「聖火」リレー騒動とダブり、思わず目頭が熱くなる。
Goto
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