防災の日に、日本国の首相が、政権を放り出す。
笑い話じゃないですよね?
突然の辞意表明をテレビで観ながら、報道番組の解説者、電話インタビューに答える政治家の狼狽振りに、リーダー達の危機管理は大丈夫かと、呆れています。
人の真価は、学力や技術力で測られる物ではありません。
突然の事故や、天災に遭遇したとき、緊急事態に陥ったときの対応で、決まります。
それを、人は度胸とか、勇気とか、人間力とかいいますが、私は三つのパターンがあると思います。
一つは、経験です。修羅場を潜った回数によって。危機に直面したときの経験則から来る行動です。
もう一つは、準備です。「備えあれば憂いなし」と申します。「政治の世界は一瞬先は、闇」と日ごろ、
のたまって居られたのが、政治家や評論家です。闇にどう対処するのか?備えあって然るべきです。
それから、人間には、平時に力を発揮するタイプと、動乱に光るタイプがあります。
おぼっちゃま育ちで、「康夫ちゃん」と呼ばれた世間知らずが、動乱に立ち向かうタイプとは思えません。
動乱タイプは概して、その生い立ちに、屈折した人生がある気がします。
と、緊急事態に対する、三つの対処パターンを考えて見ますと?
福田擁立の経緯は、安部退陣を受けて、「みんなで渡れば怖くない」と自民党の全派閥が
こぞって、押したのですから、派閥の親分には、危機管理能力無し。全員戦犯です。
国民は、暗黒不況の真っ只中で、喘いでいます。私は、この辞任劇は国の未曾有の災害時に、
政治が対処できない結果の退陣だと思っています。
では、この危機的状態の日本丸を、誰に託せばよいのか?また?「おぼっちゃま」か?信じられない。
何度も修羅場を潜った経験者か?備え怠らぬ慎重居士か?それとも、屈折した変人か?に任せる以外に無い。
与野党問わず、国民が選んだ政治家の中に、この危機を救える人材はいる。と私は思う。
今こそ、国民が目を見開いて、自分の頭で考えて、身は自分で守る。との気概で声を上げるときだ。
防災の日に、この国の首相が、国民を放り出して一目散に逃げるとは、
笑止千万だ。 Goto
コメント
国家の危機を救う能力がなかった、天命ではなかったという事ですね。JUDO家の石井慧選手は、先日握手した際にきっと辞任まで解っていたと思います。輝き方が違います。