公称

「名古屋タイムス」の公称発行部数121、390部を試算してみますと?
昨日のブログを読み返しながら、どうも、スッキリ来ないので、
廃刊その2を書きます。
何がスッキリこないかと申しますと、18日付け朝日新聞の夕刊に掲載された「名古屋タイムス」休刊の記事が、引っかかったからです。
記事によりますと、「名タイ」の発行部数は121、390部。名古屋市内とその周辺への宅配が、
70,3%。駅やコンビニ売りが27,9%と書かれています。
月決め(宅配)料金はこの5月から2245円を2500円に値上げ。一部売りは100円から、120円に定価を値上げして、売上高は約11億円4968万円で7673万円の赤字だった。と記されています。
腑に落ちないのは、業界の端くれとして、売り上げを計算してみますと。
月決め分の購読料金は、121390部×70,3%×2500円×12ヶ月=2、560,115,100円になり。
一部売りは、121390部×27,9%×120円×313日(日曜休み)=1,272,074,944円の売り上げとなるはずです。
それに広告料金(分かりませんが)大体月売上げ、30、000、000円と見積もって年間3,6億円です。それらを、合計しますと、4,192,190,044円、約42億円の売り上げになります。(値上げ後の計算です)
それを、値上げ前に戻し、広告収入を0と計算しても、3,340,148,778円。約33億円になります。従業員95人でこれだけの売り上げがあれば、新聞経営、楽にとは、は行かないが、切り詰めれば十分成り立つ数字だと思います。
それが、広告費の減収や新聞用紙の値上げなどから休刊を決めたと、あります。
売上高約11億円。どうして?この売上なんでしょうか?計算方式が違うのでしょうか?販売手数料や代理店マージンなど等を引いた真水の額なんでしょうか?新聞社の決算書を知らないわけではないのですが?発行部数の三分の一しか売り上げがないのは解せません?
考えられるのは。発行部数が公称12万部となってますが、実数が4万部程度しか売れていないのではないか?それですと売り上げと、経営危機とに整合性が出てきます。
もしも、公称部数と実売部数に三倍もの差異があるとしたら?
それは、広告主に対する背信行為です。
そんな経営姿勢であるならば、紙面の信憑性が問われ、
読者離れが進むのも、廃刊に追い込まれるのも、致し方ないと思うのですが。
どなたか?この疑問に答えていただけるとありがたいです?
新聞協会の信用ためにも、私の計算式は「間違いだ」と教えて欲しいものです。
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