金融サミット

地球はますます小さく、世界は一つになりつつありますね。
新聞の一面。昨日ほど各紙を読み比べ、同じ内容の紙面は珍しいと思いました。
内容は、先進国と新興国20ヵ国の首脳が集い、緊急会議(金融サミット)の首脳宣言です。
それも、マンネリに陥った先進国サミットと比較すれば、国際社会に与える印象はインパクトがあったように思います。来年の4月までに、二回目をと決めたのですから、この会議が世界を動かす定番になりそうです。
宣言の骨子は、各国の思惑も交錯しているようですが、短時間に、金融・経済の安定化を柱に、金融市場の原則、将来への布石と可能性なども盛り込まれています。現在の世界の動きでこれ以上の経済安定化の対策は考えられないのではと思います。
裏返せば、新聞各紙の論調が同じ、それだけ、金融危機が深刻であると言えるわけです。
金融・経済問題で、世界が、共通の認識で一致するなんてことは、歴史上であったのでしょうか?
これも、情報の高度化(IT)で地球が小さくなった証でしょうか。
で、日本は、そうです。まじめな日本は、この宣言にそって何をなすべきか。
自分たちの問題として考えなければならないと思います。
自分たちの問題といっても、何をどうしていいのか?分りにくいのですが。
はっきり言えることは、保護主義をとらないことではないでしょうか。
この宣言が実施されるには、多少のタイムラグがあります。
世界の金融・経済が安定するまでは、貿易が振るわないわけですから、内需を拡大する以外にないってことになります。
「政局より政策」であれば、内需刺激の財政施策を進めるしかない。
まずは第一次の補正の速やかな実行。合わせ技で二次補正。
それを呼び水に、個人消費に火を付ける以外にないって、ことになります。
将来のために。お金は貯蓄に回すと考える人も多いかもしれませんが。地球がますます小さくなる時代、自分だけ。自社だけ。自国だけでは、不安が解消されると、言う分けには行かなくなったようです。
江戸っ子じゃありませんが、先のことばかり心配しないで、宵越しの金は持たないってことが、金融サミットを受けて、日本がやらねばならない事なんでしょう。
金融・経済危機の金融サミットの次に、20ヵ国の首脳会議で緊急の課題になるのは、
環境サミットなんでしょうね。
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