年末の寒空が怖い。
年末年始の大不況に地方自治体の緊急経済対策が急を告げている。
トヨタショックは、自動車関連の下請け企業の多い、この地方を更に冷え冷えとさせる。
一次下請けでも4割カット。二次では8割。三次に至ってはまったく仕事がない状態となった。
年の瀬に、派遣社員はもとより、正社員にも退職勧告が出始めている。
年明けには、製造業全体に賃金カット、人員整理(解雇)が波及するのは必至。
零細下請けは、年は何とか越せても、年度末まではとても持たない。という悲鳴が大勢だ。
県は国交省の県営住宅の目的外使用(家族での入居)を認める通知を受け、岐阜市、各務原市内の県営住宅約100戸を提供することを決め、更に、民間住宅の活用も辞さないとの覚悟で臨んでいる。
可児市では、「緊急経済・雇用対策本部」を設置、年末年始に小口融資相談に応じる窓口を県下で初めて開設、中小企業への融資、勤労者への生活資金融資で急場を凌ぐ。
美濃加茂市でも「緊急経済対策会議」の初会合を開き、企業に社宅の開放、雇用確保を要請するほか、公共事業の拡大で道路、建設工事には非正規労働者の雇用を条件に発注するなど、遣れることは、すべてやるとの、なりふりかまわぬ必死の体制で臨む。
その他の県下各市町村でも首長の号令の下、
非常事態宣言を発し、金庫を空にしてでも、緊急対策に取り組んでいる。
だが、この非常事態に、岐阜市だけは、何のメッセージも発せず、私立高校誘致問題などという市民に取ってどうでも良い話に、市長は辞職(31日付け)。市会議員は仲間割れ。職員は首をすくめている。
今日から寒波が襲来すると聞く、年末の寒空に凍死者でも出たら。犯罪が急増したら・・・・・・。
この市民生活を無視してのノー天気に、心底怒りを感じるのは、私だけだろうか?
Goto
コメント