給付金、その2

まだ、間に合う。
2兆円を全国民にばら撒く天下の愚策「定額給付金」。
この愚策を実施しようと提案したのは誰なのか?与党の政治家は誰もが知っている.。
しかし、彼らの口からは、誰もそれを言わない。
なぜか?選挙で票が欲しいからである。猿は木から落ちても猿だが、政治家は落選すればただの人。票がなければ当選しないのだから、欲しいのは分かる。
政治とは、なんなのか?時代とともに変わるのだが、有史以来、いかな圧政の時代でも、死を賭して反旗を翻す、憂国の士が、内部から現れ、時代は移り変わってきた。
もう一度言う。不況の度、政府が国民に金をばら撒いて、国民が喜ぶと思っているのか。それが政治なんだろうか?もらえるものはもらう。後ろを向いて舌をぺろっと出すそんな陰湿な国民を増やしてどうするつもりか。
自分さえ、議員に当選すれば良いのか。こんなバラマキをやれば、何事においても、不平、不満を言えば、政府が何とかしてくれる。と、お上に頼る自立心のない、独立心のない国民になってしまう。
それで良いのか。独立自尊の精神がない人間は、人に阿(おも)ね。善悪の区別が付かなくなる。日本人をそんな下劣な民族するために、与党の議員は政治家をやっているのか。情けない。
文科省の試算では、大規模地震による倒壊の危険性が高い小中学校一万校すべてに、耐震工事を実施しても、1兆円でお釣りが来ると言うではないか。地方自治体の財政難で耐震化が遅れている高校にも予算を計上できる。そうすれば、裾野の広い建築業への経済波及効果も高い、雇用の確保にもなるではないか。
そんなことも分からないで、いや、分かっていても、そうできないで、何が政治家ぞ。何が保守政党ぞ。
政権政党の矜持としても、下野を覚悟で、天下の愚策を撤回せよ。
経済危機は風雲急を告げているが、教育現場の安全確保に2兆円使うと言うならば、日本人は意地でも耐える。まだ、間に合う。この危急存亡の危機こそ、日本人の独立自尊の精神を養おうではないか。
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