「悠々として急げ」
最近交わす会話で多いのは「月日の早さ」に付いてです。
時計の針が急に早まる分けでもないのに、一日が、一週間が瞬く間に過ぎて行く。
残りの人生を計算するようになったからなのでしょうか?
お世話になった人が一人二人と逝くからでしょうか?
正月食べた餅が、まだ喉につかえている気分なのに。今日で早、四月も終わり。
現役で仕事をする以上は、急き立てられるくらいがちょうど良いのかも知れないが。
大局観に立って物事を見る余裕に欠けているのではないか。
そんな思いを巡らしながら、暗い気分で長崎に急いだ。
地元紙のこんな記事が目に留まった。この連休を利用して長崎市長が訪米。
オバマ大統領が提唱する「世界核安全サミット」の長崎開催と長崎訪問を呼びかけるそうです。
被爆地ならではの呼びかけに、なるほどと、思いつつ。
核軍縮は人類恒久の願いであるにも拘らず、遅々として進まない問題。
旅行家で作家の開高健さんは色紙に「悠々として急げ」(フェスティナ・レンテ)とよく書いたそうです。
旅の極意は「セカセカしていては見るべきものが見えない。しかし、急がなければ先へ進めない」
核廃絶には「平和」を願う悠々たる思想と一日も早い解決への取り組みが必要です。
この市長、凶弾に倒れた前市長の後を受けて、職員からリーダーに就任して2年だそうです。
長崎から何を発信すべきかを大局観に立って実践している。素晴らしい。
ぜひ「悠々として、急げ」で、「核安全サミット」実現させて欲しいものだ。
時に追われ、時に急き立てられて生きなければならない定めでも、
その生き方のどこかには、悠久の流れに身を任す、そんな、おおらかさが欲しいものだと思う。
Goto
追伸
「平和」を願い「悠々として」生き抜いた長崎の叔母、85年の生涯を静かに閉じた。
お世話になりました。心より冥福を祈ります。 合掌
コメント
リミスキー様
御誘いありがとうございます。
豪快なショットとプロの技を堪能しに和合に伺いたいのですが・・・・・・。
「急げ」が溜まってまして。
テレビ桟敷で観戦させて頂きます。遼君が活躍してくれれば楽しいですね。 Goto
50回記念大会開催中の和合にお越し下さい。お天気も最高、出場選手も最高です。しばし悠々たる時間をお過ごし頂けます。