厚顔無恥

いっぺん。代えてみなあかへんな〜。
正直、政治の話にはうんざりですが、解散権は総理大臣の選任事項なんて、もっともらしいことを言っていた与党の幹部が、ここに来て「重要法案を処理してから解散すべき」だと、解散権に言及するのは、不思議ですね。
要は、内閣支持率低下で、これでは総選挙が戦えない。解散は任期いっぱいまで延ばし、その間に敵失を誘う。それでもだめなら、総裁の顔を変えるのを狙っているのでしょう。
大衆食堂の日替わり定食じゃあるまいし。毎年首相が変わるなんて。国民をバカにするのも・・・・。
選んだのは、与党の幹部たちじゃないか。これを厚顔無恥と言うんですね。
何と言われ様が、それでも権力の座にしがみ付きたいのだから、権力とは恐ろしいものだ。
サッカーの監督ほど過酷な地位はない。連敗が続けば、立ちどころに、交代させられる。
日本代表の岡田監督も、ワールドカップ出場を決めたウズベキスタン戦で負けたら、たぶん、交代だっただろう。勿論、彼は最終予選時から「南アフリカでベスト4」と言う高い目標を掲げていた。
結果的にはその高い目標が、予選突破に繋がったんだと思うが、その掲げた目標は一度も「ブレ」ていない。もしも、彼が、その目標を達成できないと判断したとき、自ら監督の座を降りるだろう。
それが、リーダーと言うものではないかと思う。
熊本県の話だが、昨年当選した知事が、マニフェストに、裏金の有無を調査すると公約した。
当選後の調査では「熊本県には一切存在しない」と結論付けたが、
その後の検査院の指摘で1億円近い裏金が発覚。知事は、その落差に、驚き、苦悶した。
約600人の職員を処分。その大半が文書や口頭による訓告処分。大甘との批判が噴き出たが、3年後、知事の任期が切れる前に、不正が行われていないか、再調査すると発表。
万が一、不正が起きていると分かれば、政治的責任を取ると。裏金調査を公約に上げた以上は政治生命を賭けて解消に努めるとの決意である。実に潔い。
スポーツの世界にも、地方自治体にも、権力者としての矜持を持ち、掲げた目標を貫徹できなければ、潔く身を引く覚悟を示す、腹の据わった指導者がいるのに。
国政では、解散権までもてあそぶ、厚顔無恥な政治家ばかり。これでは・・・・・・・・・・・。
なにはともあれ、いっぺん。代えてみなあかんな〜。
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