約束

信なくば立たず・・・・首班指名・・・・白票を投じる姿を見てみたいものです。
人間として、もっとも恥ずかしいことは、約束を守らないことです。お客様と打ち合わせ時間を決めたにも拘わらず、その場所に行かないとしたら、ことの如何を問わず、信用は失墜します。
最近の日本社会、変な風潮で自分に甘く、人には寛容ではありません。一度信用を失いますと、取り返すのは不可能に近いものがあります。ビジネスの世界では、二度と浮かばれないほど地獄です。
ビジネスの世界だけではありません。政治の世界でも同様のはず。政党は、公約(マニフェスト)を掲げて、選挙を戦います。有権者は、その公約の実現を信じて投票します。(大概は?)
その公約は政権を担って、推進しなければ実現しませんが。野党となっても、支持してくれた有権者には、公約実現に向けて努力する約束は守らねばなりません。放棄するなど許されません。
自民党は、16日に開かれる首班指名の特別国会で「前代未聞」の白票を投じるそうです。大惨敗に、為すすべもなく、立ちすくみ。白旗を上げると言うのでしょうか。首班指名に自党の代表を選ぶのは国会議員の最大の責務です。
政党が政権への意欲を失っては、政党とは言えません。自民党よ。早急に、新しい総裁を決めて、いや、決められなければ、暫定総裁でも構わないが、「支持してくれた有権者との約束を果たす」べきです。それを、白票でごまかすなら、解党すべきです。
一度決めた約束は、如何に困難な状況に至ろうとも、歯をくいしばって、厳守に勤めねばなりません。約束とはそのくらい重いものです。それが約束と言うものです。その自覚がなければ、人間失格です。政党放棄です。
私の持論ですが、勝者は小異を捨てて大同に付くことができます。
しかし、敗者は信なくば、立つことはできません。
自民党が首班指名で白票を投じることは、支持者との約束を放棄したこと。つまり、約束という「信」を失うことです。時間を掛け、再生に向かおうとするのでしょうが、それは単なる先送り・・・・
形あるものはいずれは壊れるのですから、壊して、新たに作り直せばよいのかもしれませんが、支持者との約束を守らなかったことは、拭い去れない事実として残ってしまいます。
社会は様々なことを教えてくれます。人間社会の約束は「信」の代表です。
約束を守らないことの報いが如何なる結果をもたらすか?
約束を守る大切さの勉強です。
白票に至るかもしれない自民党首班指名での経緯を、注意深く眺めてみたいと思います。                                                             Goto

コメント

  1. Goto より:

    自民党。首班指名に、無意味な人の名前を書くと決めたようです。下積みの経験や、悲哀を味わったことのない連中には、窮地に陥っての対応は難しいようですね。       Goto

  2. たんぽぽ より:

    白票は、まさに薄氷を踏む思いの自民党。
    威勢の良い若者よ!立ち上がれ!!!