「無血・平成維新」

国民は「愚にして賢なり」・・・・・。
昨日のブログの、延長のようですが。やっぱり「ぼやいて」みたいと思います。
何をかと申しますと、昨日のマスコミ報道についてです。
残念ながら私は、鳩山首相の所信表明を生で聞くことができなかった。(午後2時では、普通の国民は、仕事中ですものね)で、テレビのニュースと報道番組を見て。
そして、毎日新聞に掲載された所信表明の全文を読んでの「ぼやき」ですが・・・・・。
まず、テレビ。国民をバカにするのもいい加減にせよ。新政権、鳩山首相の臨時国会での所信表明よりも、「覚せい剤」で逮捕されたタレントの裁判に、ニュース価値があるという神経。私には信じられない。
最近。広告主のテレビ離れが顕著です。私はその原因が、国民の意識と報道内容の乖離にあると思っています。新首相の所信表明には、国民の関心が乏しい。アイドルの覚せい剤裁判の方が興味を持っている。との判断が、テレビ局の編成にある。
果たしてそうでしょうか。ゴールデンタイムには、テレビの向こう側で「馬鹿笑い」するバラエティーを放送すれば視聴率が取れる。その発想と、全く同じで、報道番組でも、所信表明の解説よりも、アイドルの覚せい剤事件だと思い込んでいる。
国民は、「愚にして賢なり」だということに全く気付いていない。物事の価値や大切さは、所信表明だととっくに理解しているのに・・・・・。情けない。この感覚では、テレビ局の消滅も遠くない。
それに、所信表明に関する新聞解説。「理念は分るが抽象的すぎる」「方向は示した(が)具体性がない」「天下り根絶と言う(が)郵便会社に官僚0Bではおかしい」「政治資金の改革を叫ぶ(が)自分の問題で1分は短すぎる」などなど・・・・・。
では、如何なる所信表明なら合格点なのか?政権交代して「政治理念を語らなければ、何を語るのか?」「将来の方向性を語らずして具体策など語れない。」具体策は国会で論戦すればよい。
しかし、後期高齢者医療制度については明確に廃止するとか、財源を確保しながら子供手当の創設、高校授業料の実質無料化、奨学金の大幅な拡充、母子加算の年内復活にも言及するなど、具体策は提示しているのだが??。(本当に演説を聴いていたのだろうか??)
さらには、米国、アフガニスタン、北朝鮮、ロシアなどの諸外国や東アジア地域への具体的な取り組み方法も示しているのだが。なぜ、具体策がないという批判になるのか?不思議だ。
政権交代とは、少なくとも前例踏襲ではないとの理解が出来ていない。ましてや「が」で、前文を翻して批判を付け加える解説姿勢に「心のゆがみ」さえ感じる。批判のための批判がジャーナリズムと言うなら、地に落ちたものだ。
総選挙が終わって、二ヶ月弱。新政権が出来て、40日。50年間続いた前政権の、膿や垢を落として、新しい日本の誕生に期待しているのは、誰よりも「国民」だ。その表れが支持率の高さにある。
私は、国民の大多数は、アイドルの覚せい剤事件の裁判を大きく取り扱うメディアにも。
報道解説を「が」で、前文を否定するメディアの姿勢にも、うんざりしていると思う。
「愚にして賢なる」国民は、軽薄なマスコミよりも、もっと、もっと、素直に、謙虚に、真剣に、鳩山首相の所信表明「無血・平成維新」に耳を傾け、理解し、期待しているのを、メディアは知るべきだ。                                                          Goto

コメント

  1. リミスキー より:

    そんなテレビのスポット需要がまた増えています。年末にかけ前年100%に迫る勢いです。のど元過ぎれば・・ではありませんが、このままではお嘆きのようなテレビからの脱皮はあり得ません。そして、テレビ局のいい加減さもさることながら、スポンサーさんの媒体選択にも問題があるような気がします。新聞・ラジオという活字と音声メディアの両雄はこの先どうなる事やら?いいものだから残るとは言い切れませんが、この二媒体を愛する人は声高らかにその良さをアピールして欲しいものです。