もうひと踏ん張り、ふた踏ん張り・・・・・・。
最近はすっかりご無沙汰になった岐阜の歓楽街「柳ヶ瀬」。「常連だったお前が、帰宅部(仕事が終わり、まっすぐに家に帰る)では・・・」と悪友に誘われて、久しぶりに夜の歓楽街へ繰り出したが。
一足早い忘年会でもないのだが・・・・・・・・。
そこには確かに街はある。しかし、様変わりとは・・・・・。あの路地を入ると。「チジミ」でマッコりーを飲ませてくれた元気のよいアジマのいる店が・・・・ない。5人も座ればカウンターは満杯。
ドラゴンズの大ファンで、往年の名選手の色紙が自慢のおでん屋がない。「よぅ!」と声を掛けのれんをくぐると「ごちゃん元気だった」と笑顔が嬉しいお茶漬け屋の女将がいない。
電気の灯らぬ看板。点滅を繰り返す蛍光灯。パタパタと通り風に煽られる閉店の張り紙。柳ヶ瀬の裏町横丁の賑わいなど、僅か5,6年の間に、変貌してしまった。
街はある。たしかに。でも、空虚な街があるだけ。そこには人がいない。あのすえた臭いもない。
あの柳ヶ瀬はどこへ行ったのだ・・・・?裏寂れた柳ヶ瀬の露地の角に立ち・・・・・。
俺の姿も、ひょっとしたら、エネルギーを失ったこの街のように、黄昏ているんじゃないか?
ふと、そう思った時。「冗談じゃねぇ!!」もうひと踏ん張り、ふた踏ん張りして、この街を復活させるぜ。
そして、男の香りを漂わせ、「よぉ!」って、復活したこの街を闊歩してやるさ・・・格好よく・・。
あまりの、寂(さび)れように。おもわず、裕次郎になりました。 Goto
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