広告はジャーナリズムだ!

毎月約4000社・店を超すスポンサーの広告情報を発信しています。
広告とは何か。広告の仕事に携わるモノの永遠のテーマです。
私は、生活情報誌の発行を通じ、「広告はジャーナリズム」ではないかと思っています。
このほど読売新聞が、第26回読売広告大賞「読者が選ぶ広告の部」受賞作品を発表しました。(写真参照)この賞で私が最も注目したのは、作品ではありません。
賞の趣旨で主催者である読売新聞は{「広告はニュース」であることから、読者が新聞広告を見た当日の感覚が選考に反映されている}・・と。広告局の判断なのでしょうが(編集局の理解であってほしいと願うのですが)・・・画期的な見解を示していることです。
大賞は辻井伸行さんの国際ピアノコンクール受賞の報告とCD&DVD新発売のエイベックス・エンターテイメントの全頁広告です。なるほど、辻井さんの優勝は感動的なニュースでした。読者の心にその感動が蘇りました。
まさにニュースと商品のコラボですが。私的には、目新しいものではありません。大賞に値するかと言えば・・・疑問です。では、宮里藍選手、米国での初優勝とゴルフ用品のコラボ広告はなぜ、大賞に値しないのでしょうか?
辻井さんが障害を乗り越え、権威あるコンクールで優勝した方が、宮里さんが、小柄な体で4年間海外で苦労した努力よりも感動が大きかったからなのでしょうか?この賞は読者が選ぶ建前になったいますが・・・
実は新聞社が読者ならこれを選ぶ・・・との恣意的な臭いを感じます。CD&DVDのパッケージは掲載せず、辻井君の努力の一端を伝え、スポンサー名だけ掲載すると、広告はニュースであり、広告はジャーナリズムだとなるのではと思いました。
金賞に輝いたグーグルの「衆院選立候補者へのQ&A」広告。面白いと思います。どの程度の反応があったのか、広告効果を量る上でも知りたいものですが・・・。ネットのインタラクティブ性を象徴する広告だと感心しました。
審査員は、審査の基準に「記事に負けないようなニュース性があるかどうか。今まで新聞広告ができなかったことができているかどうか」を重視していると講評しています。私はその通りだと思います。
それが、広告はジャーナリズムだの発想です。
我社は毎月、約4000社を超すスポンサーの広告を作らせて頂き、生活情報誌等を通して地域社会に発信しています。その際、広告にニュース性があるか。今までにできなかった新たな提案を伝達できるかを、常に念頭に置かなければならないと考えています。
つまりは広告はジャーナリズムである。との信念がなければ、価値ある広告は発信できないのではないかと、今日も悩んでいます。                                   Goto                
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5/25読売新聞

コメント

  1. Goto より:

    コメントありがとうございます。
    文章が未熟ゆえに、誤解を生じたようです。大賞の作品、CD&DVDの広告が掲載されていますが・・・掲載しない方が広告価値が高いのではと書いたつもりです。ご指導ありがとうございます。
                     Goto

  2. じゅじゅ より:

    記事を拝見して内容がおかしいと感じました。
    ご自分で下記の文章を書いていながら
    パッケージを掲載せずとは意味がわかりません。
    大賞は辻井伸行さんの国際ピアノコンクール受賞の報告とCD&DVD新発売のエイベックス・エンターテイメントの全頁広告です。
    実は新聞社が読者ならこれを選ぶ・・・との恣意的な臭いを感じます。CD&DVDのパッケージは掲載せず