旭化成

広告っていろんなことを教えてくれますね・・・・。
「へーぇ」って驚きました。御存知でしたか?電気自動車に欠かせない「リチウムイオン電池」は日本の企業「旭化成」が発明した環境技術だってこと・・・・・日本のイノベーションも捨てたものじゃないですね。
6日付けの日経新聞の見開き全ページ広告。きれいな広告だなぁ・・・考えさせられる広告だなぁ・・・と思ったんですが、スポンサーが旭化成だと言うことは分かりますが「何が言いたいのだろう」がイマイチよくわかりませんでした。
「大統領も認めている。マネーゲームは終わった」「環境分野への投資が、次の世界を動かしていく」このコピー。私は凄く好きです。世界を駆け巡る拝金主義に抗おうとする政治家の姿勢や環境分野に真摯に取り組もうとする企業の姿勢が凝縮されていて・・・・・。
民主党代表選挙が大詰めですが、政策論争でどうしても見えてこないのが・・・成長戦略です。私は観光と福祉にこの国の成長性があるとはとても思えません。勿論、海外から多くの観光客が日本各地を訪れ、「日本人のもてなしの心」を満喫してくれるのはとても重要な経済活動ですが・・・。
果たしてそれが、国家的な成長戦略だとはとても思えません。ピントがズレている気がします。
また・・・福祉政策も雇用拡大に貢献する分野だと、しばしばいわれますが・・・私はどうも、違うのではないかと思っています。どこが違うのかと申しますと、元来・・・医療や年金、福祉、介護など社会保障の分野は、生産性のないモノです。勿論・・医療器具だとか薬だとかは経済性があります。
マンパワーが必要ですから雇用が生まれますが。そもそも社会保障とは、国家が為すべき国民への不可欠なサービスであって、経済活動ではないと思うからです。
政府が考えなければならない成長戦略とは・・・大企業への積極的な支援です。右側の広告をご覧下さい。旭化成が・・・・質問として「科学は世界経済に何ができるか」と訴えた答えです。
旭化成が開発したリチュウム電池は蓄電量が大きい。軽量である。有害物質を含まない。グリーンニューディール最先端技術です。(リチウムイオン電池内のセパレータのシエアーは世界一だそうです)
コピーでは、旭化成は考える。長年培ってきた環境技術で、もっと世界と競い合う覚悟を示しています。私は大企業のその覚悟に対して・・政府は何ができるのかを・・当該企業と真剣に話し合って・・成長戦略を立てるべきだと思っています。
電気自動車の心臓部を日本の企業が世界に抜きん出た技術で先行しているのを知ると元気が出てきますね。広告って、いろんなことを教えてくれ勉強になります。           Goto
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9/6日本経済新聞
     
          

コメント

  1. Goto より:

    夏原先生・・・お世話になりました。
    お陰さまで・・・随分楽になりました。日を置いて・・・後一・二度お世話になれば快癒するのではとの実感を抱いています。長いトンネルを抜け出す気分です。
    右肩上がりと伺いました。先生のお人柄ならば当然だと思います。ありがとうございました。     Goto

  2. 夏原健次 より:

    いつもお世話になっております。
    クリエイティブな才能がさらに伸びまして、日本の景気がさらに良くなることをお祈りいたすます。祈り!成長企業へ!