教育・・・教師について・・・二題考えて見ました。
まずは、「こんき倶楽部」(滋賀県彦根近郊・54500部発行)9月号巻頭特集に掲載されている、科学を通した人間教育・人材育成活動に尽力する「北原達正」先生です。
この国・・・成長戦略を語らせると、モノ作り立国とか、科学大国をめざすべきだと、政治家も文化人もメディアまで声を揃える。だったら・・・そのために・・・具体的に何をやるんだ・・・と問い返したくなる。
北原先生は「子供の理科離れをなくす会」を結成・・・多彩な科学実験メニューを用意して、全国の小中学校を訪ねロボット作りや科学実験の出張講座を開いている。
「小学校高学年から中学校のころが一番好奇心が旺盛、この時期に子供たちに適切な科学知識を与え、興味をかきたて、刺激を与えることで科学全体を見る目と将来への展望が開けてくる」と会の目的は明快・・・・これぞ科学大国の基本、文科省も現場の教師も真摯に受け止めて欲しいモノです。
彦根市は北原先生の取り組みに共鳴、教育委員会生涯学習課が中心となって、全国初の試みで「サイエンスプロジェクト」が推進され。サイエンス・ラボがオープンした。彦根市から偉大な科学者が排出される日も遠くない。
もう一題。教師の条件は1、常識があること。2、社会から学ぶ姿勢があるか。3、指導力があるか。4、リーダー力があるか。5、生徒に感動を与えられるか。と説く、モリキンこと森均先生の教師論です。
森先生は、岐阜県益田高校で教鞭をとり、全国簿記大会で35回の優勝。税理士試験11年連続全国最年少記録、公認会計士2次試験全国最年少合格記録など数々の偉業を成し遂げた・・熱血教師。
46歳で退任・・・23年間の実績と経験を踏まえて私塾「益田の森塾」を開校、生き方教育を実践しています。先般・・・岐阜銀行の講演会(一部我社プロデュース)で勉強させてもらいました。
森先生の教育哲学は・・・・「教育は生き生きさせること」人は幾つになっても能力を高めることはできるが、まるでスポンジのように知識やスキルをぐんぐん吸収できるのは「16歳から22歳」ぐらいまでの7年間に掛っている。
この時期に何もしなければあっという間に過ぎ去ってしまう(私はこの一言に心から納得しています)。だからこそ、この「黄金の資源」を何に費やすのかによって、その後の人生が大きく変わる。
にも拘らず、教師も親も、子供たちを「人並みに」育てようとする。人より長けた能力を持っていても、一科目でも平均点を下回ると、この子は基礎学力が無いと、周りのみなと同じ枠にはめようとする。と教育の本質を鋭く突く・・・。
この教育二題・・・・共通点があります。教師は情熱が無ければ教師じゃない。のと、人間は13歳から22歳までの間に・・・やりたいことを決めて徹底的に叩きこめば無限の可能性を秘めているってことです。
日本の教育は駄目だ駄目だと・・言われていますが。北原先生や森先生の指導や情熱を社会が本気で受け入れれば・・・日本の子供たちの「黄金の資源」には限りない可能性があります。
私は手遅れですが・・・・「益田の森塾」では社会人研修も行われているそうです。若い人と一緒に研修を受けて見ようと思っています。 Goto
当社発行 こんきくらぶ 9月号巻頭特集 森先生の著書”やる気を起こす”新大逆転教育
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