ジャパン・ヘラルド

新聞草創期の理想を忘れないで欲しいと願います・・・・
新聞週間です。新聞各紙が一斉に「新聞・私たちの読み方」と題した特集を組んでいます。その中で
サッカーの元日本代表宮本恒靖さんが「両親の新聞を読む姿に啓発され、読むことは日常的なことだと思った」と読むきっかけを語っている。
女優の高田万由子さんは、「小学校5年から中学校3年までが脳の黄金週間」娘さんが丁度その時期。来年度から学習指導要領の改定により学校教育の中に新聞の活用が盛り込まれたことは、大歓迎。小学生のうちに新聞への関心を高め、自ら新聞受けに新聞を取りに行くようになって欲しい」
「私は会社経営の父親が複数の新聞を読んでいたので・・・幼いころから身近に新聞があった。小学生新聞を読んでいました。大学受験前には新聞の一面の下にあるコラムを毎日切り抜いていました」と語っています。
二人に共通するのは・・・新聞は家庭生活の一部であったこと。ご両親が新聞情報の価値を子供に身を持って教えてきたことではないでしょうか。高田さんは東大卒のマルチタレントで、才媛。宮本さんは日本サッカー界を背負ってたつ立つ逸材です。
新聞離れがこれ以上進めば・・・・新聞を読まない親に育てられる子供が増えます。だとすると・・・この国に逸材が育たないのではないかと心配です。
ネット社会です。日経もweb版を出す時代・・・紙の新聞離れは仕方がないかもしれませんが・・・・「新聞を読もう」と呼びかけるのを心情とする私としては・・・PCでもモバイルでも良いですが、せめて、記事の価値は認め、日々読んで欲しいと願います。
コンテンツである記事も読まれなくなっては、それこそ、情報源である新聞社が終りです。
そうならないためは、新聞社も草創期の「ジャパン・ヘラルド」紙(1861年・横浜)が創刊号で宣言した「完全なる独立・公衆にとって、重要なあらゆる分野の情報を公正かつ節度をもって伝える」との発行の原点を・・・忘れないで欲しいと・・・・新聞週間に願います。
                                            Goto

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