引き出し

あまりにも薄っぺらなリーダーでは・・・・
エイペック首脳会議での・・・菅さん・・相当疲れていましたね。テレビが写しだす表情も冴えませんでしたが、話す声も鼻声で張りがなく(風邪を引いてたんですかねぇー)元気がまったく感じられませんでした。
各国の首脳と対等に話ができる「晴れ舞台」・・もう少し高揚感があってもいいのに。それに、テレビ報道で流れる数十秒の事ですから・・・あまりにも感覚的ですが・・・・菅さんって相手の心を掴めるだけの・・・引き出しを持ってないのではと・・・不安になりました。
もう・・・20年以上前になりますか・・・東京都に鈴木俊一(私と名前の字が反対なので興味があった訳ではありませんが)という知事がいました。官僚出身ですがバラマキの美濃部都政を倒し、東京都の財政を健全化させた人物です。(その当時は・・革新都政が潰え残念に思っていたのですが)
私は彼の逸話でいまも印象に残っていることがあります。
記者との個別対談の際・・・その対談が連続でセッティングされたとしても、五人なら五人用に。十人なら十人用に・・・相手が悦ぶオリジナルのダネを提供したと聞きました。(当時の新聞記者の談)
それって・・・・凄いことだと思ったものです。相手によって、場面によって、相手の立場を考えながら、自分が伝えたいことを、自分ことばで話すことができる。・・・・よほど・・自分に自信があるか・・・多くの引き出しを持っていなければできない技です。
いつも、どこでも、同じ話題を繰り返す。それも見識でしょうが。それでは、余りにも薄っぺらな感じがします。ましてや・・・人の上に立ち、社会のリーダーならば・・・・。
同世代の菅さんに引き出しが足らないのではと・・・批判するつもりはありませんが。準備不足で首相になってしまったのではと・・・同情するのと、彼でこの国は大丈夫なのかと・・・オドオドしているエイペックでの会談風景に不安になって気ました。
もう・・・間に合わないかもしれませんが・・・・私も兼ねがね・・・引き出しが少ないと自覚する一人です。
社会のリーダーにもなれませんが・・・まだ遅くないと信じて・・・新たな引き出し造りに精を出したいものです。   Goto
翌日の対談記事は、チアーション記事・・・各紙とも違うが、それぞれに重要なポイントが織り込まれた、味のある対談記事になったそうです。

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