柿の効用

天を仰いで・・・・急激な気象の変化は慎んで欲しいと。
この地方も、稲刈りが終わり・・・特産、富有柿収穫の最盛期に入ります。富有柿は柿の中でも大きさといい、形といい、糖度といい、まぎれもなく日本一だと思っています。
母親の実家が、本巣市糸貫町・・・・まさに、富有柿のメッカ。お陰で我が家は、毎年、叔父が丹精込め実らせた富有柿を頂くことができます。その柿・・・今年は大異変です。
先日、例年のように立派な富有柿を届けてくれた叔父どの・・「今年は大ピンチ、例年に比べ・・・半分も実らない」・・・「70年間の柿作りで、こんな不作は始めて」と。「それに・・カラスが・・で、散々・・・・」「味もイマイチだし・・・悪いね」と。
いやいや・・・そんな状態でも「食べろと」届けて頂ける・・・・ありがたいことです。原因は勿論・・・夏のあの猛暑のせい。自然を恨んでも仕方がないのですが・・・・急激な気象の変化は慎んで欲しいと、天に文句の一言も申したい・・・。
柿は、果物の中でも特別に栄養豊富。甘柿(200g)で、ビタミンC140mg。欠乏症には50mg。生活習慣病予防には100mgあればよいそうで・・・柿一個で十分満たせます。
ビタミン類も豊富で、カロテン(ビタミンA)、ビタミンE、葉酸、カリウム、カテキン、ポルフェノールバランス良く含まれ、ブドウ糖、果糖が甘味に。柿は、その甘味でカロリーが高いと誤解されていますが、ゴボウよりも低カロリーだそうです。
その上、植物繊維が豊富で、胃での滞留時間が長く、血糖値が上がりにくい特徴があり、更には、柿一個に16具や無のブドウ糖が含まれ、脳が消費するブドウ糖の20%を補給します。それに・・ブドウ糖が脳で働くためのエネルギー変換を助けるビタミンB1,B2も含まれ、柿一個で5時間、脳を活発にするそうです。(独立行政法人・農業・食品産業技術総合機構調べ)
柿の効用って、知れば知るほど凄いと分かります。
そんな・・・・素晴らしい柿・・・・不作にも拘らず、今年も食べることができるのは幸せです。
しかし・・・・・脳を活性化させる柿を子供の頃から頂いているのに・・・・柿の効用が上手く機能しないのは、なぜなんでしょうかね・・・・。努力不足に決まってますよね。
叔父殿に申し訳ない思いです。                            Goto

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