稜線

春山は・・笑うと申しますが・・・
早朝ウォーキング。いつもの場所・・岐阜県総合運動場(メモリアルセンター、サンサンデッキ)に立ち、何時ものように金華山を仰ぎ・・・ほんの数十秒ですが・・稜線をジーと眺め、そして、手を合わせますと・・・不思議に・・・・心が落ち着き、幸せな気分になります。
金華山の稜線を眺めこんな気分になるのは、金崋山がこの街の中心にデンと構え、この街のすべてを見守っているから・・この街に生まれ、この街に育まれ、この街で生かされている私の心のよりどころだからなのでしょう・・・
こんな・・一文に出会いました。
「いつも自分の生活や心の中に確固たる安定した線を持っていることはとても大切なことである。山々や森林の連なりや遥かなる水平線や地平線といった風景の線を・・・
なぜなら、それらは見慣れた風景かも知れないが、その風景の中にあるしっかりと安定した線が、人間の内面に落ち着きや充足、安堵や深い信頼というものを与えてくれるからである。
誰もがそのことを、心の中で知っているので、窓からの風景を重視したり、自然の稜線を探し求めるのだ」と。(超訳・ニーチェの言葉、人間的な、あまりに人間的な・・より)
故郷を離れた人が・・・難しい局面に出会うと・・・なぜか故郷の山河を思い出すのも、私が、なぜ、金華山の稜線を眺め・・幸せな気分になるのかも・・・この一文で納得しました。
混沌とする社会、複雑化する人間関係、この荒波を乗り切るには、見慣れた風景で良い、その稜線を心のよりどころにすれば・・臆することなく・・・生きて行けると言うことでしょう。
我が故郷の稜線に・・感謝。
それにしても、春山は笑うと申しますが・・・・金華山笑い始めた気がします。春ですね。  Goto
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雪の金華山        早朝の金華山                      花火大会の金華山

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