広告手法

こらこら・・・・・・そこまで言って委員会と叱られそうですが・・・・
世の中には様々な団体があります。睡眠改善委員会なる団体の全ページ広告(写真参照)が日経新聞5月23日付けに掲載されていました。睡眠改善・・・委員会??・・・そこまで言って委員会なら知ってるが・・・・
コピーは・・・・実は日本人の8割が「かくれ不眠」・・・あなたもかくれ不眠かも?と刺激的・・・12項目の質問に一つでもチェックがつけば「かくれ不眠」(治療が必要ない程度の「短期かつ軽度の不眠症状」)だと・・・・。
睡眠は食事や運動と並んで健康のために大切な要素・・・睡眠がうまくとれないことは、様々な不調の原因になっている。今日は不眠の日??眠れないのは時々だから・・などと放っておかず、睡眠改善への意識改革、始めましょう・・・・と不眠に関心をとのコピーが続く・・・
日経の全国版に全ページ広告を打つとなると・・・・昔なら1千万円は下らない。昨今では、半額以下でしょうが・・・・「睡眠改善委員会」・・・・広告屋としては・・・その予算の出所が気になって・・眠れない??
別段眠れない訳ではないが・・・・チェック項目を覗いてみると・・・
思ったより早く起きてしまう・・・歳のせいだと思っているんですが。
仕事が忙しいと、寝ないで夜遅くまで頑張ってしまう・・・現役ですから当たり前だと思ってますが。集中力が途切れがちで、イライラすることが多い・・・仕事は上手く行かないことの方が多いですから。
夜中に何度か起きてしまうことがある・・・四六時中考えているのですから・・・そんなことはいつものこと。・・・休日に寝だめをする。企業戦士なら・・大方そうするんじゃないですか?かなりの項目にチェックが入ります。
だと・・すると、私は「不眠症」で改善しないと・・・大変なことになるって・・ことでしょうか?睡眠改善委員会は健康を維持するために睡眠も大切な要素の一つであることを世の中に啓発する専門家の集団で発足した。・・・その運営団体は・・特定非営利活動法人 日本ブレインヘルス協会??
特定非営利活動法人・・・結構な予算があるモノだ・・・・と、思って、日経新聞を閉じて、同日の読売新聞を捲ると・・・・・「眠れない。でも薬なんて・・・って思っていませんか?」のコピーが付いた同じトーンの全ページ広告(写真右参照)が・・・。
たまさか、私は日経も読売も目を通しましたから・・分かったのですが・・・日経だけだと・・・睡眠改善委員会なる・・目新しい健康促進団体の啓蒙活動だとしか思わないのですが・・・(それが目的の団体ですが)
読売新聞の読者は・・・不眠症状を緩和する「睡眠薬」が市販されている・・・とだけしか分からないことになります。これも広告の手法なのかもしれませんが・・・日経で啓蒙広告を。読売で商品広告を・・その使い分けの根拠がどこにあるのか?首をひねります。
それにしても・・・睡眠改善委員会って・・・予算がありますねぇ・・・・だとしたら、他紙(朝日・毎日等)にも掲載して欲しいモノです。こらこら・・・そこまで言って委員会。    Goto
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5/23日本経済新聞     5/23読売新聞
 
 

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