金木犀

この素晴らしい香りをお届けしたいのですが。
テレビ画面が如何に、高画質になろうとも。実物を超えるほど、綺麗に仕上がるコピー機が登場しようとも、残念ですが、テレビも、コピー機も、そう、カメラも、香を描き出すことはできません。
こんな、講演に感動したのを覚えています。ひと昔前・・羽田空港に降り立った外国人が、日本の香(匂い)を称して、糠味噌臭いと顔をしかめたそうです。韓国の金浦空港では、大蒜の臭いが嫌だとも。それぞれの国にはそれぞれの香があります。勿論、国だけではありません。企業にも、地域にも、家庭にも、個人にも・・・
それを、好きとか嫌いとか個人の感覚で、いうのは、意味がありません。そんな無神経なひとは、その国の、相手の歴史や文化を理解できない人です。香は文化です。それなりに、味わうべきだと。妙に、納得できました。
10月も中旬を過ぎますと、早朝ウォーキングも冷んやりしてきました。思わず、一枚羽織って出掛けようかと。そんな季節。去年は気にもならなかったのですが。今年は、ひときわ、金木犀の香が漂います。
約3,5キロほどの道のり。自宅前の公園。中学校の校庭。民家の垣根。メモリアルセンター(県総合運動場)のあちらこちら・・・から、オレンジの小さな花が咲き、心地よい香りが。何とはなしに、数えて見ますと、我が家の猫の額ほどの庭にある1本も加え・・・170本近くまで・・・。
日本中に金木犀は植えられているのでしょうが・・・香に誘われ、思わず数えてしまいましたが、この辺りは、昭和40年代に開発されたエリア。なぜ、こんなに金木犀が植えられたのか?不思議です。
でも、静かな田舎町ですが、街全体が「金木犀の香に包まれた町」のようで、誇らしい気分になるようです。この香をお届けしたいのですが、写真の画面から、感じとってもらうしかありません。まだまだ、電子のイノベーションは、この素晴らしい金木犀の香すら・・・思うがままになりません。まだまだですね。
そうそう。金木犀の花言葉は、「変わらぬ魅力」だそうです。金木犀の香り漂うわが町が、文化の匂いのする魅力ある町であって欲しいと願います。    Goto
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コメント

  1. Goto より:

    難しい問題です。誤解を恐れず、マスメディアの立場を述べて見ます。
    マスメディアに安全保障を語る能力はありません。なぜなら、平和主義だからです。
    平和を願うと言えば、批判にさらされないからです。一国の安全は、他国の攻撃に備える。隙あらば、他国に圧力をかける。その力が無ければ、保障はできません。既存メディアに、軍備を語る勇気はありません。平和主義が、メディアにとって、安全だからです。  Goto

  2. 夏原健次 より:

    Good morning, everybody in the world. We are a global community.Thank You. We believe International Democracy.
    後藤さん
    安全保障とメディアの関係について何か表現して下さい。