酒好きにはたまらないプレゼントを。
日本ではお中元、お歳暮と、二度、贈り物をする習慣がありますが。米国では、12月、クリスマス商戦が勝負。流通の60%が動くそうです。アメリカ人って、のべつまくなしに、プレゼントの交換をしてる見たいですが・・・意外と質素。
「おい・・・・こんな容器で、酒を飲むと旨いぞ」って、年末の挨拶代わり・・と、お洒落なタンブラーを頂きました。(写真参照)「うーん。銀の容器??」武骨者の私としては・・・こんな容器で酒を飲むと・・スムーズに喉が・・・・。と、思いがけないプレゼントに恐縮。
銀製じゃない。錫製・・・錫100%。・・・・錫はスズ石(鉱石)を炭素で還元、電気分化してつくり。融度が231,9%。原子量118,71。密度7365,9・低い温度で溶かすことができ、柔らかくって磨くと美しい銀色になり、簡単に加工でき・・・・・
・・・・昔から、錫の容器に水を入れておくと何日も腐らない。中国では水質浄化に井戸に錫をいれるとか。皇室では、お酒を楽しむ場合・・・錫製の徳利に、日本酒を。少し寝かしてお飲みになるそうだ。
「それに、ほら、手にとって・・・。お前の手に・・・合わせ・・・力を加えてみろ。そうそう。かたちが変わるだろ。お前の・・一番飲みやすい・・・かたちにしてみろ。変幻自在だろ。」「お―凄い。凄い。こりゃすごいねぇ」
「まずは、ビールだな。そうそう、ちょっぴりつぅーんとして、角ばる感じの、あのビール。そうそう。それを、飲んでみよう」「うぅーん。」「ガラスのコップで飲み比べてみよう」「うぅーん。違うねぇ。まろやかな感じだするよ」・・・・「こりゃ。本当に・・・優れモノだねぇ」「じゃぁ。日本酒も・・・そうそう、その安い酒で」
「うん。いけるねぇ」「では・・・焼酎もどうかな?」「安モノウイスキーもいいんじゃないか?ロックで行こうか」「おいおい・・・・そんなに、次から次へと。それじゃ、どんな容器に入れても、味なんか分からねぇじゃないか」
いやいや。違うネェ。すべての酒味が変わる感じだね。こりゃ、すごいプレゼントだ。世はまさに水ブーム。ひょっとしたら、錫製品は、魔法の容器として来年の大ヒット商品のなるかもね。
友情に感謝です。私も、あの酒好きにプレゼントしようかな。Goto
変幻自在な錫のタンブラー 12/15日本経済新聞
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