イムジン河と中華の春・・・・
北朝鮮の指導者が亡くなりました。東アジアに緊張が走っています。当面は喪に服し、取り立てて、変化が生じるとは思いませんが・・・・来年は、ひょっとすると、アラブの春ならぬ、中華の春が訪れるのでは・・・・そんな気がします。
この夏でしたか・・・ニューヨークで「ウォール街を占拠せよ」とスローガンを掲げた、激しい抗議デモが展開されました。1%の富裕層に、99%の人々の不満が不公平として爆発した事件です。
中東では、エジプト、リビア、シリアなど、抑圧された民衆が、春を求め、軍事独裁政権を、異常な長期政権を倒しました。背景はネット社会の台頭。情報の共有化による不平等の解消です。ロシアの下院選挙、不正への抗議も、同根にあります。
中国は、世界で稀に見る一党独裁の国ですから。アラブの春の飛び火。ロシアの動き。そして、台湾の民主的な総統選挙など、民主化の動きには神経を尖らせています。
盟友の死は、北朝鮮独裁体制維持に疑問符が付く可能性があります。イムジン河の春です。朝鮮半島に民主化の嵐が吹き荒れるとなると、中国にとっては、ゆゆしき問題です。何らかのかたちで、露骨に影響力を行使し、現体制維持を計ることになるでしょう。
となりますと、国際社会の目は、中国に厳しくなります。
現体制に不平等感を募らせる中国人民が、民主化に立ち上がる可能性があります。
2012年は中華に春が訪れるのではと思うのですが。甘すぎますかねぇ。 Goto
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