維新戦争

武士道が、日本を救うのでしょうね。
先週の日曜日。大雪。さて、どうするか?映画でも観るか。新聞の映画案内。あれー。中日新聞岐阜版に近所のTOHOシネマが掲載されていない。どうなってるんだ?地元紙には掲載だが。
半藤一利さん原作の、連合艦隊司令長官山本五十六。まぁー。これだな。
日米開戦から、70年。あの戦争を考えるのも。と、雪の中を出掛けました。
長岡藩出身の山本五十六。質実剛健の藩風が彼を培った。昭和の始めまで、日本人のリーダーに江戸時代が色濃く残っていたのだと思う。目、耳、心を大きく見開いて、世界を見ろと、何度も、繰り返す姿に、情報に謙虚になれず、偏狭な功利主義に陥れば、国が滅ぶと、諭された。
でも、反戦の思想を持った軍人が、真珠湾を攻撃するのかねぇ?
感想としては、雪の中を・・・・ほどでもなかった。まーぁ。駄作だね。
たまたま、続けて見ることになった。NHKが三年の歳月を掛けて制作した「坂の上の雲」が最終回。こちらの方は深かったね。歴史に残る大作。司馬遼太郎はいいねぇ。(役者がダブっているのには閉口)
秋山真之が、白旗を上げるロシア艦隊に「発砲を中止してくれ武士の情け」と、東郷平八郎司令長官に迫る。対馬の海に散った敵味方の将兵を鎮魂せねばと、泣き崩れる。そして、母親の死に向かい。「あっしは世間のお役にたったかのう。答えてくれ」と問うシーン。武士の魂か?胸にジーンときたね。
日露戦争と太平洋戦争。たまたまだが、朝の報道番組で、橋下大阪市長が、国の統治機構を変えるのは、戦争だ。この戦争に勝たないと、日本が沈没する。と、平成体制維新を訴えている真顔が、山本五十六、秋山真之とダブった。新しい年は、日本国の未来を掛け・・・維新戦争をぶっ始める年かも・・・・・
それにしても、映画の案内が、新聞に掲載されないなんて。
新聞を読む層は映画を見ないとでも思っているのでしょうか?Goto

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