7年の歳月は、あまりにも長い。長過ぎる。
05年、4月25日。私は人工股関節の手術を終え、病院のベットで療養中。見舞に来て来れた友人が、大変な事故がと。慌てて、テレビを。JR福知山線脱線事故の惨状。目に焼き付いています。
あれから、7年。業務上過失致死罪に問われた被告に対する神戸地裁の判決が下りました。
判決内容を論じる積もりはありませんが。事故発生から7年という歳月。乗客106人と運転手が死亡。忘れようにも忘れられない遺族の悲しみ。そして、562人の負傷者。今も残るだろう後遺症。
被告の過失責任を認めなかった無罪判決に、被害者がやり場のない憤りを感じる気持ちはよく分かる。では、判決で求刑通り有罪、禁固3年ならば溜飲が下がるのか。といえば・・・・。
手術から7年。人工関節ですから、どうかすると違和感が身体を走るのですが、最初は怖くて、松葉杖。リハビリが必要と、自転車漕ぎ。それで、2年。人口関節でもゴルフぐらいはできると、主治医に励まされ、へっぴり腰で・・・・。スコアには全くならぬまま。
関節の異常は、股関節から両肩に。肘に。膝に、首にと。このままでは、肩の人工関節も。それで、3年。でも、内蔵が悪いわけではない。治療には、気の持ちようと、運動不足。
それで、一念発起。ゴルフのドライバー。飛距離20ヤードアップの目標を掲げ(ちょっとオーバーですが)早朝ウォーキング開始。で、一年半。お陰さまで。関節の痛みはどこにもない。飛距離も、私的には、20ヤードは伸びたと思っている。手術から7年。人工股関節の不安が消えたわけではないが、私は私なりの7年を過ごしたつもりです。
福知山線脱線事故の裁判。判決はどうであれ、判決までに7年は余りにも長い。長すぎる。裁判に時間がかかり過ぎる。それで、無罪は余りにも惨い仕打ちだと思う。しかし、事故から判決までの7年が、無意味な7年だったと思わないで欲しい。
人として、苦しみ悩んんだ7年は、それぞれの人を、それぞれに成長させたんだと思って欲しい。そして、これを区切りに、それぞれの人生を前に向って、歩んで欲しいと願う。
例え、無罪と申せ、JR西日本は、十分な補償をすべきである。 Goto
コメント
コメントありがとうございます。
脚に違和感を覚えますと、事故を思い出し、胸が痛みます。納得はできないでしょうが、世論が応援して、しっかりと、JRに補償させるべきです。
Goto
無罪判決ではあまりにも惨いですね。私も社長に同感です。
裁判の結果はどうであれ、何らかの形で罪を償っていく必要があるように思います。