日本酒

中国じゃないんですから。もう少し度量があっても。
サムスンが世界の家電市場を席巻。ヒュンダイが日本の自動車メーカーを猛追。コリアン選手がゴルフ界を独占。20ヶ国首脳会議がソウルで開催され、国連の事務総長もIMFの幹部も韓国人が務める時代です。
隣国の躍進。その源に、民間経営者出身の李明博大統領の存在が大きい。任期が12月までなのが、残念ですが。一流なのは政治的駆け引きだけといわれる北朝鮮が、李大統領に焼餅を焼くのも分かる気がします。焼餅が、物騒なことにならねば良いがと、心配ですが。
きな臭い話ではありません。酒の話です。韓国の酒といえば日本でブームの甘口のどぶろく「マッコリ」それに合成焼酎「真露」に「観月」これも甘口ですが。日本酒と同じ清酒「正宗」があります。そんな韓国で日本酒がブレークしてるそうです。
理由は、数年前から輸入酒税が70%から半額以下の30%に下がったことと。日本が「韓流」ブームなら、韓国も「日流」ブームだそうで、日式居酒屋が大流行。そこで日本酒に火が付いたようです。米国への日本酒輸入額28億円に比べれば少ない4億円ですが、輸入量は10年前の25倍以上3080トンだそうです。
そんな韓国の日本酒輸入・卸業者の間で、商標権を巡って、紛争が。ある卸業者が「辛口」「特選」「上撰」「すっきり」「キレ」といった日本酒に付き物の日本語を商標登録してしまった。
で、商標登録した日本語が表記されてる日本酒の販売差し止めの訴訟に。(朝日新聞より)
著作権も、商標権も全く無視。いい加減極まりないあの世界第二位の経済大国じゃあるまいし。
電気・電子で、自動車産業で、スポーツで世界を席巻するほど国力が付き、李大統領のリーダーシップで先進国の仲間入りも果たした韓国。日本酒の商標権如きで。みっともない話です。もう少し、度量があっても良いのでは。
とは申せ。韓国での日本酒ブレーク。低迷する日本酒業界には福音です。こんな紛争で、ブームに水を差さねばと気を揉みます。この際です。私は日本酒党ですが、なかなな旨い甘口の酒が少なくなったようです。韓国向けに甘口の酒を研究してはどうかと思うのですが。Goto

コメント

  1. Goto より:

    コメントありがとうございます。
    経済が右肩上がりでなければ、国民を貧困から救うことはできません。しかし、豊かな国だからと言って、不公平、不平等、格差を解消することも出来ません。雨に打たれたアカシアの花。わけもなく交差点で止められたタクシー。運転手が、慌てて1000ウォンを警官に握らせ・・・。南山のトンネルが有料だった頃、四半世紀前のソウルです。
    Goto

  2. あがた より:

    韓国国内にも格差社会の幅が更にひどくなってるようです。来月またソウル市観光をしてきます。
     まだ道が整備されてなく、昔は良く見掛けた野菜を背にたくさん背負った農家の方がソウルでは健在。
    経済大国ニッポンは迷走中ですがコツコツの精神で進んで行きたいものですね。