岐阜国体

行政イベントには、協力と支援を惜しまない。
我が故郷で開催される岐阜清流国体まで、後4ヶ月と迫りました。その前哨戦と位置付け、5月20日に開催された「高橋尚子杯・清流ハーフマラソン」には1万人以上が集い。飛騨・乗鞍岳では、県下44市町村を駆け巡る「炬火」の点灯式も。
競技を担当する28の市町村でも、運営の準備が急ピッチで進んでいます。「国体なんて」などと、冷めているメディアの記者達を尻目に、必死に旗を振る県行政の努力が実り、県民の間で徐々に国体ムードが盛り上がってきました。
バブル崩壊以降。地方が疲弊し、元気を失うのを誰も止められない状況が続いています。
そりゃ。若者が流出し、高齢者ばかりが増え(私もその一人ですが)れば、経済活動が極端に減少するのは必然です。それに抗うには、地方自治体が、アイデアと行動力で、行政イベントを仕掛け、地方の良さを売り込み観光客を誘致する以外に、解決策がないのが、現状です。
岐阜も「大交流時代」と銘打って、県下を縦断する東海北陸道沿線各地への観光客誘導に躍起です。その起爆剤の一つが岐阜国体。何とか国体の成功をと願っています。
地方ジリ貧を止める策が全国で様々に展開されています。弱みを強みにかえるパフォーマンスが花盛り。着物姿の高知県知事。観光キャンペーンで、スクーターにまたがり、映画「ローマの休日」をもじって「リョーマの休日」のポスターが人気。(ポスターを見て、にやりとした人が高知へ足を運んでくれるかはいささか疑問だが)
「日本で47番目に有名な県」との自虐的なカレンダーが売れ始めた島根県。「おしい!広島県」っていう動画はヒット率が物凄い。茨城県の「黄門マルシェ」は県産物を使っての飲食店を東京スカイツリータウンで展開する名称。栃木県・三重県も同場所への出店を計画してるそうな(日経新聞春秋より)ぜひ、成功して欲しい。
地方の場合。民間に余裕も、活力ない時代。行政がアイディアを駆使して、様々な活動を展開して、ジリ貧状から脱出しようと抗うことは重要なこと。ただ、行政には、どこかで、「あまねく」でなければとの変な平等主義や公平性がアイデア行動力を阻害する傾向にある。
それを克服するのは、行政マンの情熱と失敗を恐れぬ勇気。そして、行政イベントを認め、その成功を讃える県民の寛容さではないかと思う。岐阜国体の成功を願いつつ、広告会社は常に地方の元気・再生のために何ができるか。如何なる行動を起こすべきかを考えねばならない。
少なくとも私は岐阜国体に無条件で、協力・支援しようと思っている。Goto

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