東京駅とハルカス

世界に誇る日本の建設技術。
田舎モノの私は、東京で、人と待ち合わせをする場合。分かりやすいので、東京駅をよく利用してました。八重洲側の「銀の鈴」や、大丸百貨店ではありません。丸ノ内側の赤い煉瓦駅舎です。
意外と利用者が少なく。東京駅ホテルが運営(多分)の食堂も喫茶店も落ち着いた雰囲気。食堂の「バラ」は、線路に面し、駅らしい情緒が楽しめました。それが、改装工事とやらで、閉鎖されて、2年ほどになるでしょうか。淋しい思いをしていましたが。
この程、「東京駅丸の内駅舎保存・復原工事」を延べ78万人の関係者が5年の歳月を掛け完成したと新聞広告(写真参照)で知り嬉しくなりました。
駅舎は1014年建設。創建当時の写真など資料を元に、戦災で失われた南北ドーム始め装飾物など百年ぶりに復原。全国から選りすぐった職人が集結。この国の伝統技術の粋を凝らしたとのこと。次回の出張時には、ぜひ、見学、食堂があれば立ち寄りたいものです。
東京駅丸ノ内側は、目前が、皇居。日本の首都としての風格があってしかるべきです。
解説コピーによりますと、復原には335m、総重量約7万トン駅舎を、持ち上げて、352基の免震構造に移し替えたと。建設史上最大の復原工事だったようです。東京スカイツリーといい、世界に誇る日本の建設技術に改めて敬意を表します。
建設物といえば。同じ駅でも、大阪阿倍野・天王寺に14年春完成する。「あべのハルカス」。日本一ノッポビル横浜ランドマークタワーの296,3mをクリアー。高さ日本一の300mに達したと、これまた日経の広告で知りました。(写真参照)
東京・関東に負けてたまるか。そんな関西人の心意気が伝わり、商都・大阪第三ターミナル「ハルカス」に関西人の心意気が、政局に新風を吹かさんとする「維新の会」とがダブります。
完成の暁には、300m展望台で待ち合せも悪くない。
首都東京に100年先を見据え復元された東京駅丸ノ内駅舎の重厚な重みと、二つの広告を眺めてみると、公共事業とは一味違う、民間主導の建設物に・・・日本の元気のシンボルを感じるには私だけでしょうか。Goto
 
9/3日本経済新聞         9/4日本経済新聞

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