ゆるキャラ

ひとつの記事に、様々な内面が見えるモノです。
何気ない、イベント紹介の記事で、幾つものことを考えさせられた。
9/11付。読売新聞朝刊、27頁・岐阜地域版の「ふるさと全国県人まつり」(終幕は、ゆるキャラ集合)の三段抜きの記事よ読んで。(写真参照)
まず。ゆるキャラブームって。いつまで続くのか?可愛らしい人形の縫いぐるみだが。ディズニーのミッキーに始まり、ドラえもんとか、アンパンマンとか、ポケモンのアニメや漫画の主役でが・・・子供向けだったのに。今では、地域の顔役。子供ばかりでなく、結構な大人も熱くなっている。
その内、総選挙が始まれば、政党のゆるキャラも登場するに違いない。なぜ、猫も杓子もゆるキャラなのか?ビジュアル時代だからなのだろうが。日本社会にここまで浸透するとなると。この現象を、じっくり検証・分析する必要があるのではないだろうか。
この「県人会まつり」の記事。私は広告業を生業とし、岐阜市で生活しているので。街の賑わいには人一倍関心がある。岐阜市でそんな、お祭りがあるとはついぞ知らなかった。不思議に思いよく読むと、案の定。記事には名古屋市中区栄の久屋広場の特設ステージで開催されたと。だとすれば。岐阜県内版に掲載されるのは?
と言うことは。読売新聞の岐阜支局の怠慢。その日に載せるべき記事がなかったってことか?それとも。地方支局切り捨てで、岐阜支局が機能せず、岐阜県版すら埋められないほど人材不足か?疑いたくなった。県議会も始まり岐阜県版に掲載すべき記事は多いのに・・・・
それから。主催。全国県人会東海地区連絡協議会とある。日本中、地域をどのように盛り上げるのか。地域活性化に知恵を絞る時代。特産物や観光誘致に躍起になっている。この「まつり」もその一環。だとすれば。他紙も応援すべきではないのか?
読売新聞の主催では、乗れないのだろうが。最早、新聞社が自社の事業はアピールするが。他社は無視する。そんな、偏狭な時代でもなかろう。むしろ、どこの主催であろうが、積極的に関わり報じるべきではないだろうか。
一般のニュースなどは、共同通信や時事通信から、共通の記事を仕入れていることに何の抵抗もないのだから。事業だからと、無視するのは大人げない。この国のために、地域のために。支えるべきものは、メディアがこぞって支える。そんな度量を見せて欲しいものだ。
地方版に掲載された変哲もないユルきゃら記事に。いろんなことを考えさせられる。Goto

9/11読売新聞 岐阜地域版

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