政治闘争

朝日新聞グループの差別的体質を糾弾する。
「当社は、差別や偏見などの人権侵害をなくす報道姿勢を貫いています。当社から08年に分社化した朝日新聞出版が編集発行する「週刊朝日」が今回、連載記事の同和地区などに関する不適切な記述で橋下徹・大阪市長を始め多くの方にご迷惑をおかけしたことを深刻に受け止めています」
このコメントは週刊朝日が10月26日号で開始した連載特集「ハシシタ 奴の本性」(ノンフィクション作家・佐野真一と週刊朝日の取材班)に橋下氏が血脈主義、差別であると問題視。朝日新聞社の質問拒否を受けての朝日新聞社広報部の発表です。
この問題。私は3点指摘しておきたいと思います。
1・朝日新聞グループが「日本維新の会」の勢いを削ぐため代表の橋下氏を政治的に抹殺しようと仕組んだペンの暴力です。第三極の台頭を許さないとの姿勢を週刊朝日を通じて露骨に示した政治闘争です。理由は右傾化した政権を容認できないからです。
朝日の報道姿勢が、広報部のコメントの通り、差別や人権侵害をなくす報道姿勢を旨とするならば、被差別部落を名指ししての記事構成は差別の助長です。報道姿勢は虚構です。
1・朝日出版は朝日新聞から分社。あくまでも別会社であるとの姿勢だが。だれが、見ても、週刊朝日が独立した出版社から発刊されているとは思わない。便宜的に法人を分離しているだけで、実態は同じです。にも拘らず、朝日新聞とは違うと強弁する姿勢に・・・・
朝日新聞社の体質が、子会社、関連会社を見下し、子会社のミスは別物と切って捨てる姿勢が顕著です。ということは、朝日新聞社そのものが差別体質であると言わねばなりません。
1・もう一点は、ノンフィクション作家。佐野真一氏に申し上げたい。
そもそも、どれほど続く連載だったのか?真意はわからないが。ノンフィクション作家が、一人の政治家憎しと、ある場面はノンフィクションで。ある場面は感情むき出しで。それを、意図的に組み合わせて、恣意的な文章を書くのでは・・・・・
私は彼の作品を何冊も読んでいるが。悪意を前提でのノンフィクションは如何なモノか。自分の取材能力に自信と矜恃あるならば。橋下氏の問題視に、謝罪などせず。堂々と、連載を続けるベキではないのか?対峙すべきではないのか。橋下氏には「奴」呼ばわりで、朝日には「様」扱いで一緒に謝罪するとは、ノンフィクション作家の名が泣くいうもの。
この問題は、部落差別助長をも顧みず、あくまでも政治の第三極の台頭を抹殺せんとする朝日の挑んだ政治闘争です。これが、日本を代表する大メディアだと思うと、民主主義を歪めているのは大新聞だと言わねばなりません。Goto

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