高村薫さま

教育の立て直しは、必要ですが、あなたがご自分で・・・・・。
私は「マークスの山」を・・社会小説には、時代が正確に反映されねばと、興奮して読みました。「春子情歌」は二度読み直しましたが。全く理解できませんでした。自らの読書力のなさを恥じました。「新リア王」「太陽を曳く馬」も首を傾げましたが、無理して読みました。正直、読むのが辛かったです。
そんな作家・高村薫さん・・・いつの頃からか新聞紙上で、政治的な発言をされることが多くなりました。はじめは「マークスの山」の影響もあり、社会的発言が新鮮でしたが、どうも、心に、この人って。何処かにストレスが溜まってるんじゃないか?それが、社会を見る目を屈折させているのではと疑問を感じるようになりました。
11/20毎日新聞夕刊「特集ワイド」「この国はどこへ行こうとしているのか」での発言。世の中を「暗い時代」と決めつけています。私に言わせれば「あなたの人生が暗いんではないのか」だから、「暗いこの国」なのではと思えてなりません。
別段、作家が何をおっしゃろうが、勝手ですが。「私は90年代の終わり頃、どうして世の中がこんなに浮かれているんだろう感じました」なんて、おっしゃるのは否定しませんが。「私は覚めていて、世の中はひどかった」とまでおっしゃると。失礼ながら。貴方はそんなに立派なのですか?と問い返したくなります。
「この国の人には「語りがない」だから、絶望の淵にいる」とも批判されてますが。あなたご自身が・・・語られたらどうでしょうか。あなたの暗さを強調する社会批判から、未来は何も出てきません。批判のための批判です。「語りがない」についても、各階層が語り合い国民的な合意を作るのが語りだと・・・、おっしゃっていることか全く訳がわかりません。
あなたが、そこまでおっしゃるなら、まず、自分でこうすべき、こうあるべきを語るべきです。
あなたからは生活の匂いも。地域社会の苦悩も感じられません。あなたは「選挙に行くこと」そして「意思を表明する選択肢がなければ、白票を投じなさい」・・・・と大上段に。
何をとぼけたことを。白票の評価なんて、白票です。
選挙に行かない人が社会を暗くしている人だとおっしゃるなら、言葉の遊びに過ぎません。
特集ワイド・・・最後に「教育の立て直し」それしかこの国の希望はないと、締めくくっておられます。それも、白票で解決しますか?しませんよね。私はあなたに、申し上げたい。政治家になられ、自ら実践されればと・・・そうされれば、私は、応援に駆けつけます。
でないと。社会派の作家とのレッテルをあなた自身が、楽しんで、言論を弄んでいるとしか思えない。まー。それ、行き詰まった作家の道ではありますが。失礼。Goto

コメント

  1. Goto より:

    コメントありがとうございます。
    高村薫さんに特別な感情があるわけではありませんが。女性作家で、社会的、政治的発言をされるってことで、メディア重宝がってるだけってことを、お気付きにならず、言いたい放題は、無責任だと思います。折角の作品が色あせます。教育が大切・・・なんて、結論じゃ。Goto

  2. レモンハート より:

    こんにちは。
    おりべくらぶのますますの発展、祈ってます!
    3月にNHKで高村薫さんの震災特集がありました。
    一読者として興味がありドキュメントを見ましたが残念な話ばかりでした。
    そのときの僕の感想です。
    上滑りのたわごとにしか聞こえませんでした。このドキュメントの中で、NHKは人はなぜ津波のある地域の高台に住まないのか?の聞き取り調査で、人はいつ来るかわからない未来の不安より、現実の厳しい生活不安をなくすことが大切。それが人間の営みだという結論を…。高村さんは、NHKのだした結論を一刀両断。津波にあった人々は、人間としておろかな人々の集まりだという感想でした。裕福な生活の意見だと思った。明日の金に困る、今の仕事もない、今日の家族を養わなければならない人たちは、いつ来るかわからない未来より、明日の未来に生きている。現実というものをまったく理解していない。残念な人だと思いました。ドキュメント中のシーンで、節電のため扇風機で夏をすごした高村さんが、2か月後には莫大な電力を使って豪邸を建設。この人の節電とはなんだったんだろう、そう感じました。
    それ以来、なかなか高村さんの本に手を出せなくなってしまいました^^
    ファンだったのに残念です。