大相撲・・・この一年を振り返り・・・・若干の提言・・・
横綱白鵬の優勝で幕を閉じた今年の大相撲。日馬富士の横綱昇進で、番付表にも安定感が。
無気力相撲、疑義相撲も影を潜め、相撲内容もガチンコ相撲で、迫力満点。若手力士の台頭もあり、人気回復が期待された一年だった。
九州場所の観客の入りをテレビ桟敷で観戦するに、土日、祝日は満員御礼の垂れ幕が下がったが、空席が目立つ平日の桝席を眺めながら・・どのような改革すれば、満席に埋まるのか。ここが協会の知恵の出しどころではなかろうかと。
企業の改革・改善には、一時たりとも、停滞が許されないように。そうなんです。企業が生き残るには、ホッとして、気を抜くのが一番ダメです。一度緩んだ組織を立て直すには、一から作り上げる以上の努力が必要になります。
大相撲も、あれだけの不祥事を乗り越えての一年だったのですから。「喉元過ぎて熱さ忘れる」では情けないです。相撲ファンの一人として、九州場所を振り返り、大相撲の継続的改革への提言をして見たい。(広告屋的ですが)
まずは。不入が目立つ地方場所の幕内開始時間を変更するのは如何でしょうか。こちらの都合で、やってるんだから。何百年に渡ってそうなってるんだから。そんな理由で、18時の打ち上げを硬くなに変えないのは、どうかと思います。若い世代が、コンサートに行く感覚で、大相撲を観戦に・・そのために。
平日の幕内土俵入りを18時からにする。そうすれば、観戦しながら。夕食もできます。(土日祝日は現状のままでも良い)それから。客席を改良する。例えば桝席を二人用にする。4人では狭すぎて窮屈です。足も伸ばせない。今時、胡座を組んでの観戦では・・・野球や演劇の客席と同じに改良しても良い。
それと、最近、有力雑誌、それも高価な雑誌(婦人画報など)には、必ず、歌舞伎情報が掲載されています。若手歌舞伎俳優の話題です。文化度と絵になるからでしょうね。だとすれば、大相撲もそうです。実に文化的価値が高く。力士は写真(絵)になります。
ですから。大相撲新聞なるものを、場所とは関係なく。相撲情報として掲載してはどうでしょうか。協会が発行する雑誌とは違います。相撲道の奥義、稽古風景、力士の人生観など相撲社会はメディアにとっても、最高のコンテンツです。協会がその気になれば、ある程度の雑誌なら可能です。
九州場所が残したもの。豪栄道が強くなりました。大関への期待が高まります。ライバル栃皇山の実力。大関になれます。松鳳山のキレの良い相撲、面白い存在です。妙義龍、可能性があります。負け越しましたが、一生懸命の桝ノ山の将来は楽しみ、気持ちの良い力士です。
そして、学生横綱を張ったにも拘らず、前相撲からスタート、最速9場所で幕の内に昇進した常幸龍、幕内の壁に跳ね返されましたが・・期待の大型新人です。将来は横綱張れるかも。などなど・・・若手有望力士が目白押し・・・
これらの若手力士が大横綱白鵬に挑む姿は、大相撲の魅力をますます高めてくれるでしょう。協会が大胆な改革を推し進める努力を怠らねければ、来年は大相撲の隆盛は本物になると思います。最後は稽古不足が露呈、失速しましたが、小兵横綱日馬富士には期待できます。
頑張れ。大相撲。Goto
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