暗中模索

朝日新聞の朝刊紙面がそのまま、デジタル化されます。
日本的といえば日本的だが。こうなると、新聞が生活の一部になってる愛読者もタブレットで読んでみようかと思うのではないでしょうか。
新聞命の私としては、捲る紙の音。インクの匂い。工夫に工夫を重ねて磨き上げられたレイアウト。情報としてなくてはならない広告。保守的かも知れないが、それらが、混然一体となっている紙面こそ新聞だと・・・思っていますので。
ネット社会に遅れてならじと。朝日や日経が、電子化に拍車をかけています。
デジタル新聞も電子新聞もそれなりに価値はあるのですが。それなりにレイアウトには工夫はされているのですが。デジタルの宿命でしょうか?無味乾燥で温かみがない。臨場感も、記者の息遣いも。新聞社の思いも私には感じられない。何度かチャレンジして見ましたが、感覚的に合わないと・・。電子新聞の購読は続きませんでした。
創意工夫。知恵を絞ったんでしょう。朝日新聞が、朝刊の紙面をそのままタブレットで読めるサービスを1月から始める(写真参照)そうです。結局は、紙の紙面をそのまま、電子化するところに行き着きました。私には、納得です。
PCやiPad、スマートフォンを使いこなすデジタル人間達には、なんでわざわざ、紙の新聞をそのまま、ネットに上げるなんて手間暇を掛けるのかと、疑問に思うかも知れませんが。そんな人に限って新聞を読んでないにですから。皮肉な話です。
このサービスで、新たな購読者は生まれないかも知れませんが。朝日のデジタル読者は飛躍的に伸びるでしょう。合せて広告料金の値上も可能になります。但し、デジタル単独の料金を1000円以下にする勇気と工夫があればですが。新聞社の暗中模索は続きますね。Goto

12/11朝日新聞

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