第29回読売広告大賞

・・全国版と県版を組み合わせたPOLAの美肌県に一票を投じます。
昨日の読売広告大賞評は、新人の部。今日のは大人の部。読売新聞の読者モニター6000人の読者審査(私も読者だがモニターには選ばれていない)と専門家(私も広告の専門家だと思っているが、勿論、選ばれていない)による選考会で受賞作品が選ばれた。(12年4月から13年3月)
写真を参照願いたい。最優秀賞はTOYOTAのCROWN ReBORN。一面からテレビ欄まで、立体的に使った作品。 選ばれたのは・・・当然といえば当然。文句の付けようがないでしょう。私は「新聞ジャック広告」だと定義してます。それにしても、コストが掛かっているなぁ・・・。
安倍内閣発足の日に「権力より、愛だね」のコピー。選者の森本千恵さんの「新聞広告ならではの力強さがある」岸志津江さんも新聞媒体の特性からタイムリーな広告だとの評も納得できると、その通りですね。・・それにしても内閣発足日に。
この最優秀賞作品・・・選考委員長の佐々木宏さんの作品だって。ご本人も「新聞記事を超える新聞広告を」の思いで委員長に就任。マルチ広告で記事を超え、最優秀賞獲得なのですからご満悦だと思う。
選考委員のひとり秋元康さんが「卑怯だなー」とブツブチ言いながら一票入れたそうだから、「やらせの大賞」ではないと思うのですが。メディアに叩かれぬようご配慮を・・・(メディア主催でメディアに叩かれることはないって・・・・とほほほ・・・)
今年の賞で、私が感動したのは。優秀賞のPOLAの「美肌県グランプリ」。全国版では「日本一の美肌県はどこだ?」・・・美人三都市は強いのか。雪の降る街か。南の島か。古都なのか。港町なのか。秘訣は山の幸か。海の幸か。ふるさとのために、ひと肌ぬぐときがやってきた・・・とのコピーが素晴らしい。何と味わいがあり、大人の色気を感じる。
それに、県版のコピーも良い。ご当地の話題美肌を絡め。お茶と静岡。三英傑と愛知女性。豚骨ラーメンのコラーゲンと福岡。美人といえば秋田。白い恋人北海道。いやはや、美肌の根拠と地域密着、全国版と地方版を組合わせた素晴らしい企画です。
地域みっちゃくを標榜する私。最優秀賞の1票を投じる権利があれば、POLAに投じます。
読者賞は、大阪本社の近大のマグロ養殖・・先頭を突き進む近畿大学・・・これが抜群ですね。読者も目が高いと言わねばなりません。入選作品全体に言えることですが、新聞社の広告局と代理店との微妙な関係・・・バランス・・・が見て取れ面白いと思うのは・・私も業界人だからでしょうか。Goto
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6/13読売新聞

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