歳末商戦

景気回復のバロメーターは広告を見れば分かりますね。
我が家の話で恐縮ですが。私は朝方人間ですので、大概はオートバイがブルブルと音を震わせ、郵便ポストにコトンと新聞が投げ込まれるのを聞いて目が覚め、「ご苦労様」と布団の中で声を掛け起きます。そして新聞を取りに行けば良いのですが・・・我慢します。
なぜかと申しますと、一階に住む89歳の老母が「新聞受けから新聞を取り出し」二階の居間まで階段を登って届けるのが日課になっているからです。5・6年前になるでしょうか。雨の降る日、濡れるし面倒だろうと思って、自分で取りに行きましたら・・・私の楽しみを奪うのかと、叱られたモノですから・・・
人には様々な楽しみがあるものだと、首をすくめました。その老母、脚が悪くなり、階段を登るのも億劫な状態なので、私が取りに行くからと、気を遣いましたら。「足が悪いのではない。広告がいっぱいで、重いから、階段を登るのが大変なのだ」と。
私は広告を生業にしていますので、景気の動向には敏感です。老母に言われなくても、最近はチラシの量が増えたのは存じていますが。でも、そんなに重いとは感じていませんでした。新聞配達も大変だろうと思いつつ・・・景気回復・・地方にも。
写真をご覧下さい。11/16付の朝日と読売新聞に掲載された欧州の高級ブランドの見開き広告です。「ネット検索に誘う」・・迫力満点・素晴らしいデザイン、写真の広告、クリエイターの「どうだ顔」がよぎります。・・・ボーナスを当て込んでの大型企画でしょう。
いよいよ歳末商戦スタートですね。広告は景気回復のバロメーター。高嶺の花ですが高級ブランドを見て楽しむこともできますし、老母が重い、重いと運んでくれるチラシ広告にも心ウキウキさせる商品が溢れています。いよいよ景気回復・・広告の力が発揮されます。Goto
IMG_1564.jpg IMG_1565.jpg
11/16読売新聞                 11/16朝日新聞       

コメント