さらば高潔なる生涯一記者。凛とした星空を眺め、熱燗をあおるとしよう・・・
人はライバルに認められてこそ、仕事したことになります。毎日新聞の名物コラム「近聞遠見」には、なるほどと頷いたり、チョッおかしいんじゃないと、口を尖らしたり・・政治好きの私としては、このブログでも何度か取り上げさせてもらい、毎週、勉強させられたものです。
こんな言い方は失礼かも知れませんが。左翼教条主義にしか生きる術を失っている毎日新聞。その毎日の目を覆うばかりの左傾論調にあって、唯一の常識派と申しますか、正論で支えて来たのが生涯一記者を貫いた「岩見隆夫」さんでなかったかと思う。
こんなエピソードを聞いた時、この人は毎日あって毎日に毒されなかった政治記者として高潔な人だと思いました。だから、読売の主筆や朝日のコラムニストが遺稿を寄せているのだと・・・親父の七光りを期待したのかどうかは分かりませんが・・ご子息が都議選に出馬、親父の応援があれば、保革を問わず・・政党の所属も、推薦も支持も可能だっただろうに・・
「君は君」の一言で片付けたそうです。その結果、見事に落選(今どうなっているかは定かでありません)・・・親子の情も断ち切るその生き方。私情や私憤を記事に持ち込まない冷静沈着な記者だったと拝察しますあす。
「師」であり「兄」であったと語る岸井成格毎日新聞編集委員は「並の酒豪ではなかった」と。
そう聞けば・・・一度もお目に掛かったことはないが。読売、朝日のライバルに惜しまれ逝った岩見隆夫さん。今夜は・・スクラップの「近聞遠見」を肴に・・・凛とした星空を眺めながら・・・コップ酒を燗してあおるとしよう。さらば生涯一記者。Goto
2/6毎日新聞
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