毎日経済人賞

如何なる経済政策も批判する毎日新聞が・・・・大企業の経営者に賞ですって?
私の微かな疑問です。第34回「毎日経済人賞」(毎日新聞主催)が発表された。ズーと見逃してきたのか。興味がなかったのか。自分では首を傾げるのですが。優れた経営手腕で経済界に新風を送り、社会的、文化的な活動を通じて国民生活の発展・向上に貢献した経営者に贈られる・そんな賞を毎日新聞が1979年から創設していたことを。
なんせ、私が理解している毎日新聞経済部は、円高になれば「日本企業は持たない・生産拠点が海外に移転してしまう」と批判し、円安になれば「輸入品の価格が高騰し、庶民の生活が苦しくなる」と批判し。「金利が高くなると中小企業は持たない」と批判し。安くなれば年金生活者が大変だ」と批判する。
大企業は悪で。中小企業零細企業は善。そん固定観念で経済記事を書いているのが毎日の経済部だと思っていましので・・・歴代の受賞者を調べてみますと、ヤマト運輸の故小倉社長やソフトバンクの孫社長、ベネッセの福武社長など革新的な経営者も受賞していますが・・・大半が経済部が目の敵にする大企業のトップばかり。
今回の受賞者もV字回復した日立と高い技術力で世界展開するダイキン工業。74歳の会長兼社長と78歳の会長兼CEO。選考は経済部記者と週刊エコノミストの編集部からの推薦を元に、東京と大阪の経済部長とエコノミスト編集長らが審査。さらに有識者による最終審査で決めたという。
有識者の氏名は書きませんが。所詮は、経済部で決めた人が受賞する仕組み。経済人とは如何なる人物を指すのか?選考の基準が奈辺にあるのか?が理解できませんが。少なくとも、高齢とは申しませんが経験豊富で業績が良い大企業のトップが条件ならばこの人選に合致しているらしい。
しかし、毎日経済部的に言えば、大企業の業績を回復させ、技術革新で世界に羽ばたく企業に育てたトップを評価するのではなく、技術者や従業員のやる気や能力が評価される賞を設けて欲しいと思っているのではないでしょうか。
毎日新聞経済部が考える日本経済は成長は悪なんです。その毎日新聞が日本経済を牽引する経済人を35年も選び続けていることに・・・妙な違和感を感じるのですが。私の偏見でしょうか?Goto

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