毎日広告デザイン賞

行くぜ東北。メールじゃ会えない。レールで会おう。
広告の力って、なんでしょうかねぇ。第81回毎日新聞広告デザイン賞が発表されました。
広告主課題の部・・最高賞は、お弁当箱に炊きたての真っ白なごはん・・「さぁー、召し上がれ・・ふりかけを掛けて」(写真左参照)シンプルで素晴らしい広告です。思わず「農家のみなさんありがとう」「おかあさん、ありがとう」と合掌したくなります。
発言広告の部・最高賞は、いわゆる意見広告。東京都内の正規雇用者と非正規雇用者の平均年収を「富士山よりも険しい山」と表現。富士山を背景に縦軸は年収。横軸に年齢。その収入差を富士山の稜線よりも険しいのは、美しくない・・問題ではありませんか?と訴える。
選評では、優れたデザインと分かりやすい問題提起に高い評価が集まったそうですが、毎日新聞が如何にもお気に入りって、感じの意見広告ですが、大きな社会問題であるがゆえに富士山なんでしょうねぇ。私にはイマイチ、ピンとこない受賞です。訴求対象は誰なんでしょうかねぇ?
広告主参加作品の部・・最高賞・・・ドキッとしますねぇ。大震災から3年。被災地・被災者と寄り添うには何をすべきなのか。まだまだ、東北の復興は遠いのですが、でも、街には人の息遣いが聞こえるようになってきました。観光でも良い。特産品を買い求めにでも良い。名所古蹟を訪ねるも良い・・・・
ともかく、東北に足を運び、東北の商品やサービスの提供を受けに行くことじゃないでしょうか。「行くぜ東北」・・・「メールじゃ会えない。レールで会おう」JR東日本の広告、素晴らしいですね。(写真右参照)
先月、岐阜から、名古屋、新幹線で東京、東京から乗り継いで、東北新幹線・・福島から、山形新幹線で降りしきる雪の米沢を抜け・・・山形まで6時間掛けて訪ねました。その時の光景とこの作品がダブります。胸にグサっと刺さり感動的な広告です。
81回を数えるデザイン賞を主催する毎日新聞に敬意を表すとともに、さすがに各部門の最高賞です。広告って、人の心を動かす力があることをまざまざと見せつけられました。Goto
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3/14毎日新聞

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