桜とハナミズキの花になぞらえたお言葉に・・・万感の思いが込められているのでは・・・
オバマ大統領が来日、その去就が大々的に報じられました。岐阜の田舎暮らし、首都に厳戒体制が敷かれ都民が窮屈な思いをしたことも。TPP交渉が夜徹して行われ、何度も緊迫した状態だったことも。
宮中晩餐会で天皇陛下が先の戦争に触れられ「痛ましい断絶を乗り越え、緊密な協力関係」を築いことを讃えられ「両国民が来し方を振り返り、互いの理解を一層深め、相携え進んで欲しい」とお言葉を述べられたことも・・・ピンときていませんが。
この来日が東アジアの安全と平和、そして資本主義社会の象徴である「自由」獲得への大きな前進となったことを理解したいと思います。そもそもが、オバマ大統領はリベラルな思想の持ち主ではないでしょうか。
日本のメディアは簡単に、シリア政策で迷走、ウクライナでもロシアによるクリミアを阻止できなかったと弱腰外交だと批判してますが。イラン、イラクでもひとたび、戦争に突入すれば、収拾は付かないモノです。弱腰は賢明な判断だと思います。
彼が、紛争地に踏み込む時とは、その地の国民が「自由」を完全に剥奪された時に限られるのではないでしょうか。そう考えれば、国民に自由を与えない国である中国が、尖閣諸島の領有権を主張することは、日本の自由主義体制が危機に陥ると判断したから・・・
防衛義務を定めた日米安全保障条約5条の適応対象になるとした意味が分かります。
TPP交渉の駆け引きでは、麻生財務大臣のオバマには国内をまとめる政治力がないのではとの発言がまとを得てるのではないかと思いました。
TPPは、米側にも、日本側にも妥協案がなかったのではないでしょうか。それこそ、天下国家100年の大計にもとづく国の形、世界の姿、地球像が見えていないのではないでしょうか。
私的には「自由」を起点に考えれば、解決案がでないはずはないと思うのですが。
日米の圧力団体が自由を履き違えたんでしょうねぇ。陛下は「両国の友好の象徴となっている桜とハナミズキの季節に行われる大統領閣下のこの度滞在が、実り多きものとなるよう願っている」と桜とハナミズキが自由に咲き誇る姿に思いを込めてお言葉を結んでおられます。Goto
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