ワーク・ライフ・バランス

訳のわからない議論はやめにして欲しいモノです。
5/4はなぜ休日なのか?100人に聞いたところ、「わからない・・・」との答えが60%「日曜日だから」20%「3日の憲法記念日と5日の子ども日の狭間だから」15%で、正解の「みどりの日」はわずかに5人だったそうです。どう思いますか?
「みどりの日」って、そもそもは昭和天皇の誕生日4/29が崩御され「みどりの日」に名称を変更したと思っていたのですが。4/29を「昭和の日」と改め、祝日と祝日の狭間の日、詰まりは5/4を休日するために無理矢理こじつけて「みどりの日」としたそうで・・・
それでは国民に浸透するはずはないですよねぇ。私も4/29はみどりの日、5/6は振り替え休日で5/4は狭間休日ぐらいに考えていました。「わからない」と答えた人の大半が「休みなんだからなんだっていいじゃない」と付け加えたそうですが、本当はそれが正解なのかも知れません。
祝日は意味があり、その意味を全ての国民が考え、共に祝う。それが祝日でなければと思います。意味もない祝日を増やしたり御都合主義で移動させたりするのは、国民に対する迎合以外の何物でもありません。そんないい加減な祝日を作るから・・・個人の記念日などを大切な日で仕事を休む訳のわからない批判が渦巻くのです。
批判とは、「子供の入学式に出席するために、担任を受け持つ高校の入学式を欠席した教諭」が教育長から注意され、教職員としてのモラルが欠如しているとの批判です。問題となった教諭は欠席を詫びる文章を作り、式当日には保護者にも配られたそうです。
そんな配慮までしたのですから。その教諭は相当に悩んだ結果の決断だったのではないでしょうか。私は家族を取るのか。職場を取るのかと問われれば、躊躇なく職場を選びます。なぜなら、生き馬の目を抜く経済戦争で、遅れをとっては家族を養うことが出来ないと、考えるからです。
しかし、このケースは教育現場です。担任となった新入生の数が何人なのかは分かりませんが。我が子とはいえ「ひとり」に寄り添おうとするこの教諭は、受け持ちの生徒を集団としてではなく「ひとり一人」として向き合える姿勢の教諭であって欲しい。
で、この問題。私はこう思います。これはワークとライフのバランス問題です。日本の職場はバランスを職場に置いて考えます。生活・家庭に置いては考えません。であれば、職場で、欠席することが真剣に論議され、その対策が打たれたかという点に全ては集約されるのではないでしょうか。少なくとも校長は入学式で理由を説明したそうじゃないですか。
生活を優先するとか、仕事を優先するとか・・・変な議論は、訳のわからない祝日を増やすことと同義です。大切にすべき記念日は大切であるが故に丁寧に優先されてしかるべきです。Goto
仕事と生活のバランス取って、豊かな生活を送る。

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